横隔膜を鍛えてビブラートがかけやすくなるボイトレ「ドギーブレス2」
先日新しく出版された本「DVD付 リーダーは低い声で話せ」にも「ドギーブレス」の方法を書いてあります。今日は特別に本に書いてないことをご紹介しましょう。
発声は息の流れで行います。
息の流れを作り出すのは「横隔膜」という、呼吸をつかさどる筋肉(インナーマッスル)です。
普段、デスクワークが多かったり、あまり人前で話す機会のない方は、横隔膜がなかなか使えるようにならないものです。
例えば、横隔膜が弱っていると、ビブラートがかけられません。だから、横隔膜を鍛えたり、横隔膜がしっかり使えているか確認するためには、ビブラートが出来るかどうかで簡単にわかります。
しかし、その前に簡単に横隔膜の動きと横隔膜のトレーニングを行う方法があります。「ドギーブレス」です。
基本は「ドギーブレス」で鍛えていただいたら、次は別のバリエーションで試してみることも良いと思います。
本日はドギーブレスのバリエーション「ドギーブレス2」をご紹介しましょう。
★★ドギーブレス2★★
「ドギーブレス」のように息をはいたり吸ったりを継続するのではなく、息をはくだけのトレーニングです。
1、手を広げ手の平を肋骨すぐ下のお腹に当てる。「あ」と言うつもりで口を開け、アゴを下げて、舌の力を抜いて舌先を下の歯の裏につける。
2、心の中でゆっくり「1、2、3、4」と数えながら「ハッハッハッハッ」と2拍で4回はいて、3拍目で「ハッ!」と止める。
3、4秒目で息をすう。
「ハッハッハッハッ(1、2拍)ハッ!(3拍)息すう(4秒)」
この呼吸トレーニングを15セット。
ヒント:お腹に当てた手に息のリズムと連動して横隔膜の動きがはっきりと感じ取れればOKです。
【さあ、ビブラートをつけましょう】
ドギーブレス2の動きが継続してできるようになったら、同じ動きをイメージしながら「はあぁあぁあぁあぁあぁ」と母音をつけてみましょう。
最初は、「はあ」「あぁ」「あぁ」・・・・と「あ」の頭に一個ずつ小さくアクセントをつけてみても良いでしょう。ブツ切れになってもかまいません。なれてきたら、「あぁ〜あぁ〜あぁ〜〜〜」と少しずつつなげていくようにしてください。
下記の本にも「ドギーブレス」やビブラートによる横隔膜の「ブルブルトレーニング」が動画付で書かれています。参考にしてみてください。