オルタナティブ・ブログ > 永井千佳の音楽ブログ >

ライフワークとしての音楽を考えていきます

楽器は身体と響き合う

»

バイオリン演奏者は、楽器を体に直接つけて演奏しています。
そうすることで、楽器の振動が骨伝導で伝わり、楽器とともに体も振動して音が聞こえてくるのです。だから、バイオリン奏者は、楽器と体が一体となって音を作り上げています。
 
そのため、同じ楽器を演奏しても、演奏者によって音色が変わってくるのです。
 
そのことを2013年8月23日日本経済新聞夕刊にバイオリニストの千住真理子さんの記事にも書いてありました。

     ・・・・・(以下引用)・・・・・
 
バイオリンは、鎖骨と顎の骨で挟んで持つ。骨伝導は音色の決め手となる。身体中の骨が振動体となり全身を駆け巡るのだ。顎からは、歯を伝って頭蓋骨の内部の音を聴いていることになる。特に低弦を弾くと脳のあたりがジリジリと振動して気持ちいい。
 
     ・・・・・(以上引用)・・・・・

ピアノもこれは同じです。
身体がふくよかであればふくよかな音。
身体が細ければ、研ぎ澄まされた繊細な音。
不思議なのですが、舞台に出てくる体型を見れば、これからどんな音がするのか、想像することができます。
 
これは、発声も似ているところがあり、ボイストレーニングのメソッドでトレーニングしていても、同じ声になりません。同じ身体が二つとないのがその理由です。
 

Comment(0)