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お互いの感性の質を高め合うプログラム それが「合唱チームビルディング」

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9月4日より、「ミラノ・スカラ座」2013年日本公演が開幕となります。
今回の来日では、ヴェルディ作曲のオペラ、「ファルスタッフ」と「リゴレット」が上演されるのですが、「リゴレット」の指揮は、今最も注目されているベネズエラ出身の指揮者グスターボ・ドゥダメル(1981年~)です。
 
ドゥダメルの経歴はユニークで、経済学者であり音楽家であるホセ・アントニオ・アブレウ博士により始まった「エル・システマ」という音楽育成プログラムによって、幼少の頃より音楽を学びました。
 
その「エル・システマ」について、2013年8月17日日本経済新聞の三浦豪太さんの「探検学校」で記事になっていましたのでご紹介します。

     ・・・・・(以下引用)・・・・・
 
彼(ホセ・アントニオ・アブレウ博士)は音楽を通じて連帯感、調和、思いやり、そして高度な芸術センスを育てることができると考え「質の高い音楽を多くの人に」を理念に貧困や犯罪、麻薬など負の環境に身を置いている子供たちに音楽を通した救済を始めた。
この取り組みは貧困格差の大きいベネズエラの政府にも認められ、教育の一環として公的資金が認められている。その理念は現在世界52の国と地域に広がり多くの世界的な指揮者や奏者が育っている。
(中略)
エル・システマは音楽の技術に重きを置いた音楽メソッドではない。合唱や合奏を中心にすることによって、指導者だけでなく子供たちがお互いに音楽の質を高め合う。こうした交流によって指導者も子供も前向きに人生を捉えられるようになったという。
 
     ・・・・・(以上引用)・・・・・

音楽は万能ではありません。
 
しかし、極限の状況に置かれた人々にとって、心の救済になり得ることは可能だと思います。そして、子供のときからの情操や美に対する意識、芸術センスを育てることも大切なことです。
 
私は、これは、子供だけのものではないと思っています。
 
楽器を演奏することは、やはりある程度子供のうちからのほうが上達が早いことは確かです。ただ、歌に関しては大人でも完成された声という楽器を持つわけですから、声をオーケストラのようにハーモニーさせることで、お互いの質を高め合うことは出来るのではないかと考えています。
 
一年に一度、たった一日でもいい。
声という楽器で「連帯感、調和、思いやり、そして高度な芸術センス」を少しでも感じてほしい。お互いの感性の質を高めてあってほしい。
それが、私が考えている企業においての「合唱チームビルディング」です。

そして、そこで作られる調和によって、自分自身も良い成長をいただいています。

このプログラム、少しでも多くの方々に体験してほしいと思っています。

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