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「e-janネットワークス合唱チームビルディング」 個が全体を知りチームの力を引き出す

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すでに、社長の坂本さんがブログに書いておられます が、2013年8月8日(木)e-janネットワークス様で、合唱チームビルディングを行ってまいりました。
 
今回は、2時間の中で、いかにチームの力を使ってアカペラ合唱を完成させるかと言う試みです。
 
一般的に合唱にはピアノなどの楽器の伴奏がつきます。
楽器がつくと、楽器の音やリズムに合わせて歌うことができるので、頼りになるのです。音程もとりやすくなります。
しかし、アカペラは、人の声だけでハーモニーする合唱で、頼りになるものが仲間の声以外にありません。しかし、人の声というのは基本的に不安定なので、音が外れてしまったり、下がってしまったりしやすものです。
ハーモニーは正しい音を出せていないと、きれいにハーモニーしません。
だから、一人一人がしっかりと音をキープして、正しい音程を歌い、しかも、周囲の音を聴きながらバランスをとらなくてはならず、一人だけ目だって気持ちよく歌っていてはアカペラは成立しません。楽器と一緒に歌うより何倍も難しいのです。
 
毎週何時間も練習している合唱団でも、なかなかアカペラは上手に歌えないものなのです。それを2時間でチームビルディングしながらやってみようというのは、かなりチャレンジングなことだと思います。
 
e-jannネットワークスさんでは、毎年恒例で合唱をしているのですが、毎回レベルアップされてきました。そして、今回は少し難しいかと思いましたが、テノール歌手、秋川雅史さんが紅白などで歌って有名になった「千の風になって」を課題曲に選んだのです。

 
合唱の練習の中で、途中で何度も、メンバーの方々交互に全体の響きを客観的に聞いてもらいました。なぜかというと、自分のパートの中で歌っているだけでは、なかなか全体のハーモニーを感じにくいものだからです。
皆さん、正しく状況を判断してくださり、すぐに歌に反映される。その作業を何度も繰り返すのです。この方法を行うと、指揮者が注意するより、何倍も早く上達します。だから2時間でもアカペラができるようになるわけなのです。
 
そして、今回は短い時間でしたけれども、各パートでの15分ほどディスカッションと発表の時間をつくりました。そうすると、さらに音のまとまりと方向性がはっきりしてきて、音楽に全体での主張や表現が出てきます。
これもまた、皆さんで考えていただくことが大事で、指揮者があれこれ注意をするより何倍も早くよくなります。
 
合唱チームビルディングにおいての指揮者の役目は、独裁者ではなく、全体の方向性を導き出したり、良い面や個性を引き出すという役目なのです。
 
e-janネットワークスさんは、お一人お一人が素晴らしい感受性と判断力を持っておられました。これも、社長の坂本さんが、仕事の上でも社員の皆さんを信頼し、自主性を引き出しておられる見事な結果だと感じました。
 
会社が年々素晴らしくなられている、それと同時に、不思議なことなのですが、合唱で歌うハーモニーも充実されておられる。
心と仕事は呼応するということを感じました。
 
これからも、良き日本の将来のために、素晴らしいチームのお仕事をされてくださることを期待しています。
 
次回も、またさらに充実した音が聴けることを楽しみにしています。
 
皆さん、坂本さん、有り難うございました。

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合唱チームビルディング、今回で3回目(坂本さんのブログ「坂本史郎の朝メール」より)

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