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ライフワークとしての音楽を考えていきます

しっけせんべいの音

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先週から、日本経済新聞のあすへの話題コラム木曜担当が千住真理子さんになりました
千住さんは、バイオリニストであり、エッセイストでもある、文武両道の才女。
洗練された文章で、音楽や人生を語ってくださり、今後の連載が楽しみです。
 
7月11日のコラムに、楽器の湿度管理の話しがあり、私も、製造から90年のヨーロッパ製ピアノを使用しているので共感しました。
 

     ・・・・・(以下引用)・・・・・
 
200~300年前に製作されたような古い楽器は湿度を嫌う。涼しくカラッとした欧州で生まれ育っているからだ。日本で弾いている楽器を欧州に持っていくと大抵鳴りが良くなるし、逆に欧州から来日する演奏家は少なからず苦労するようだ。
ストラディバリウス・デュランティーの場合、湿度50パーセントを超えると機嫌が悪く、60パーセントを超えるとガラガラ声、70パーセントを超えると剥がれて修理が必要になる。自宅では専用の部屋に除湿をガンガンかけて40パーセント台を保つ。持ち歩くときには特別に作った頑丈なケースに入れる。ケースの中には楽器専用の乾燥剤をいくつか入れてしっかり閉じる。高音も良くないので外を歩かなければならないときには走るか早歩きだ。
 
     ・・・・・(以上引用)・・・・・

楽器の管理は、今の時期が一番大変になります。
 
除湿機は必須。
24時間フルにかけっぱなしです。
除湿機にもいろいろあり、実際使ってみるとあまり水がとれなかったり、エコを意識して60パーセントで除湿機能を勝手にゆるめてしまう製品もあり、何度も買い換えました。
 
ストラディバリウスまではいきませんが、ピアノも湿度があがると如実に音が変化します。
かじるとパリッとしていたたおせんべいが、途端に「しっけせんべい」になってしまうとでもいうような感じです。
最近のわざとしっとりさせた「ぬれせんべい」、嫌いではないのですが、ピアノの湿気た音というのはあまりいただけません。
 
しかし、この時期、40パーセントまで下げるのはなかなか大変です。
私は、とりあえず50パーセントで「よし」としています。
 
湿度計とのにらめっこはまだまだ続きそうです。

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