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ライフワークとしての学びを考えます。

合唱もビジネスもチームのお仕事が大事

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2012年11月10日、私が運営・指導を行う合唱団「コール・リバティスト」の練習がありました。
 
この日は、佐藤眞作曲の「蔵王」より、「蔵王賛歌」「投げよう林檎を」「苔の花」「どっこ沼」「おはなし」と、チルコットの作品から、新曲「Be thou my vision」と、今まで練習していた作品、「The Lily and the Rose」「Irish Blessing」「O Danny Boy」を歌いました。
 
チルコットの「Be thou my vision」は、初めてでしたので、まだ歌詞はつけずに、「la」で歌いました。外国語を合唱で歌う場合、アマチュアはまず音を読むところから始めます。いきなり言葉をつけてしまうと、音と言葉両方に気をとられてしまうからですね。
 
マエストロは「とにかく、今はモヤモヤ歌わずにパキッとあわせてください。」とおっしゃいます。
ソロで歌う場合は、縦の線より、どちらかというと、横の線を気にします。しかし、合唱の場合は、ハーモニーしなければなりませので、まずは縦の線をしっかりあわせる練習をするのです。
縦の線が揃って、ハーモニーが出来てきたら、今度は音楽を横に流す練習をしていきます。
最初から雰囲気よく気持ちよく歌いたいものですが、集団音楽の場合、組織のお仕事になりますので、ソロとちょっと違うのです。
 
それを考えると、合唱のチームも、ビジネスのチームも似たところがありますね。
 
佐藤眞の「蔵王」は、もうすでに全曲が歌えるようになっているので、今は音楽作り、つまり「横に作っていく」作業に入りつつあります。
 
例えば、5番「おはなし」の出は、女声のアカペラで始まります。
皆さん、今までは、しっかりと縦の線をあわせることを頑張っていたのですが、今はだいぶ横のフレーズ感を感じながら歌えるようになりましたね。
すごく素敵です。
 
特に、mp(メゾピアノ=中くらいの弱さ)から、mf(メゾフォルテ=中くらいの強さ)に至るところのクレッシェンド(だんだん強く)とディミヌエンド(だんだん弱く)の意味づけなど、説得力が増してきています。
 
今、松下耕さんの大作「三つの詩篇」に取り組んでいますので、このくらいのレベルだとそんなに苦労しなくなっているのがたのもしいです。
 
さらに呼吸で声を出すことや、お腹での支えがもっと出来るようになると、楽になると思いますよ。
ぜひ、ボイストレーニングをやって、声磨きと腹式呼吸をやっていきましょうね。
 
男声も、優しい音色で綺麗に歌えています。音程も安定してきました。
楽しみですね。
 
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