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プロは一度決めたテンポは死守する

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プロの演奏家は、一度決めたテンポは死守するのだそうです。
 
2012年10月27日、私が運営・指導を行う合唱団「コール・リバティスト」の練習を行いました。
 
混声合唱団なのですが、女声合唱の作品も演奏します。
松下耕 作曲のピアノと女声合唱のための組曲「三つの詩篇」です。
 
この日は、第一曲「谷川の水を求める鹿のように」を歌いました。
 
この作品は、場面によってテンポ感が変わります。
最初は、静かなアカペラで始まり、だんだんと速いテンポになり、中間部では苦悩の中に激しい表現が現れ、それを突き抜けて力強い行進曲、そして最後は最初のアカペラと同じ静かなゆっくりのテンポに戻ります。
 
このテンポ設定が、場面が変わるごとに揺れたり迷ったりしてはいけないのですね。
 
良くないのは、「どうだったかな?」と意図しないテンポでなんとなく出てしまうことです。そうすると、本来はそのテンポで最後までいかなくてはならないのですが、演奏しきれないために途中で不安定なテンポになってしまうのですね。
 
理想は、決めたテンポで開始して、そのまま貫くことです。
もし少し誤差が出たとしても、そのまま行くほうが良いですね。途中修正はほとんど出来ません。
 
テンポって意外と難しいのですよね。
 
例えば、緊張して心臓の鼓動が速くなっていると、演奏も予定していたより不思議に速くなります。自分はいつもどおりのテンポだと思っていても、後で聴いて見るとやはり速くなっている。
それは人間なら意識しないでいればだれでもなってしまうものです。
 
やはりたまにはメトロノームという機械を使って練習することも必要ですね。
 
音はだいぶ歌えるようになって来ました。
 
マエストロは「少人数で歌うのも緻密でいいね」とおっしゃってくださいました。
 
1月20日には合唱祭出演決定です!また舞台も楽しみですね。
頑張りましょう。

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