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2012年6月9日私の運営する合唱団「コール・リバティスト」の総会が開催されました。
この日は、定期演奏会後ということもあり、団員の皆さん一人ずつより演奏会の感想や意見をいただきました。
それに対して、私がフィードバックをしたのですが、その一部をご紹介したいと思います。
 
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Kさん
もっと集客したかった。第二回定期の頃と比べて伝えたいことが明確になってきた。当時より今のほうが音が飛ぶようになった。
 
永井
マエストロの「5年後を期待していてください」の言葉通りになりましたね。皆さんの発声方法が統一されてきた証拠ですね。
 
Uさん
浜離宮を活かせる技術をつけたい。資金があればゲネプロのできる団にしたい。当日ゲネプロなので本番までの力配分が難しい。
 
永井
別日のゲネプロ。これは今後の目標にしましょう。今回はプレ・コンサートより力配分が上手になっていました。出来れば「控え」のときもエネルギーを温存して集中力を高められるようになるといいですね。
 
Sさん
リバティストとしてのカラーが出てきた。
 
永井
出てきましたね!今後も透明感のある音色を目指します。

Aさん
1回目より2回目の定期のほうが進歩した。音楽を続けていきたい。
 
永井
頑張られていましたね。作品もレベルアップしていますから大変だったと思います。次回もさらに良くなっていると思います。
 
Oさん
男声を増やしたい。日本の作品の良さ再発見だった。
 
永井
日本の作品は日本人だからこそ表現できるものがあり、今後も歌い紡いでいきたいですね。今は経済的な観点でいうと人を増やしたいところです。まだまだお一人お一人の可能性が眠っていて、ほんとうはもっと声が出て響くはずなんですよね!響きは今の2倍にはなります。皆さんの実力アップを最優先に支援していきたいです。私は皆さんの可能性を心から信じています。
 
Yさん
練習量が足りなかった。自分として歌にもっと向かい合いたい。今は歌うことに充実感を感じている。
 
永井
人生の節目でいらっしゃいましたが、よく頑張ってくださいました。お忙しいと思いますがぜひお時間を作っていらしてくださいね。今後も楽しみにしています。
 
Nさん
高音のバリエーションを増やしたい。メッセージ性を出したい。お客様に差し上げるような音楽をしたい。
 
永井
高音は出すだけで大変ですからどなたでも単調になりやすいですね。今後は、力ではなく、声帯の張力で「響きだけで」発声できるようにしていくトレーニングをお伝えしていきたいです。でも、今回は心に届く演奏が少しずつ出来るようになってきましたね。
 
Sさん
浜離宮あこがれだった。抒情歌もっと頑張りたかった。一人でできるものではないということがわかった。
 
永井
抒情歌は音はシンプルですが歌詞がややこしくて大変でしたね・・・。浜離宮は歌向きのホールだと思います。「ホールが演奏家を育てる」と言います。ヨーロッパのオケや合唱団は必ずホームの劇場があります。その響きに実力が合ってくる。いつか皆さんも、「ホールの格」に見合った実力になると思いますよ!
 
Tさん
暗譜が初めてだった。不安だった。今後は練習の時点から暗譜を開始したい。良いご指導をいただいている。今後も続けたい。
 
永井
暗譜は何年やってても怖いものです・・。でも暗譜のほうが音が良いのは確かですから、どうぞチャレンジしてみてください。先生方の人選は、アマチュア合唱としてはかなり贅沢かもしれませんね。今後もさらにいろいろな方にいらしていただき吸収していただきたいです。
 
Aさん
4年ちょっと在籍している。昔は人数が変動していたが今は安定しているのでリバティストのカラーが出てきたように思う。体力をつけるのが課題。
 
永井
初期の頃はAさんのよく響く声が抜きん出ていましたが(当時響きをリードしてくださり感謝しています)、今は目立たなくなっています。ということは、皆さんの実力が上がっておられるということですね!大変な時期を乗り越えてよく頑張られていますね。。体力はどうぞあせらずゆっくりと。
 
Iさん
多彩な作品の歌いわけがまだまだ。昨年は大変だったが今年は余裕をもって歌えた。
 
永井
アルトの人数が少なかった昨年はよく持ちこたえてくださいました。あの時期を乗り越えたからこそ今のアルトさんがあるんですね。感謝しています。今後はさらに表現を追及するともっと良くなります!
 
Kさん
浜離宮で歌って幸せ。昨年の定演前に被災地に行き、「自粛はやめて歌い続けてほしい」というメッセージを「都会」の前奏で思い出した。希望が伝えられる定演にしていきたい。定期演奏会は体力勝負なので足を鍛えたい。
 
永井
プログラムのご挨拶文はKさんのエピソードを添えさせていただきました。有り難うございます。他にも「屈しないでください」「ぜひ演奏したい」というメールを皆さんからいただき、私自身も皆さんに背中を押していただきました。それは今も続いています。次回も「蔵王」ぜひ音楽のメッセージを伝えたいですね。音楽は体力が大変ですから普段から少しずつ気になさっていてくださいね!
 
Yさん
毎回の稽古で鍛えられる。今度こそ本番にのりたい。
 
永井
体調を崩されてしまい、残念無念でしたね。。。次回こそは体調管理をして素晴らしい経験をいたしましょう!
 
Iさん
いつも端で歌っているので全体の響きがよくわからない。どういうもの(音色)が求められているのか。
 
永井
指揮者によって要求は異なりますが、明るく透明感のある音色を目指しておられるようです。こういう声は、お腹の支えが少なく口の中が狭いと「子供っぽい」声に聞こえてしまいやすいですので、今後トレーニングを重ねていきたいですね
 
Iさん
1年前から暗譜していきたい。有限実行したい。合唱祭で暗譜になり良いスタートだと思う。
 
永井
暗譜は大変ですが、素晴らしい心がけです!ぜひチャレンジしてくださいね!
 
Yさん
もっとお客さんに入ってもらいたかった。
 
永井
ぜっかく良い演奏をしていますから、もっといらしていただきたいですね。他の団の演奏会にまとまって行くと相手もいらしてくださいますから、お客さまを増やすきっかけ作りにもなります。
 
Yさん
昨年の紀尾井は聴いていた。今年は自分が出演できて幸せ。
 
永井
リバティストの雰囲気に馴染まれていますね。どうぞ次回は新人さんを引っ張ってくださるお立場になってくださいね!頼りにしています!
 
Uさん
録音を聴いた。バランスがまだまだ。浜離宮を味方にしたい。練習で遠慮しないで先生がしごいても良い。9割作って1割をマエストロが仕上げるぐらいでよい。「ラスト1ヶ月暗譜」の方針は先生に任せたい。
 
永井
襟を正して拝聴いたいしました。頑張ります。新人さん以外は、ラスト1ヶ月譜面を置いて歌うのが本当だと思います。もう暗譜と決まっていますので、皆さん、譜面を読むときは暗譜という心積もりで読んでいってくださいね。もうそれだけの実力はついているのですから。自分を信じて。良い音楽をしていきましょう。
 
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皆さん、真摯に音楽のことを考え、充実した演奏会だったようです。
また良い演奏会をしていきたいですね!

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