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ライフワークとしての学びを考えます。

日本人は音楽が二拍子系になりやすい

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日本人は、歌を歌うとき、どうしても2拍子系になってしまう傾向があります。
 
どんな曲でも「イッチ、ニッ、イッチ、ニッ・・・」と」行進曲のようになってしまうのです。
クラシック音楽の演奏スタイルにしていくのには、そこを意識してトレーニングしていくこと必要になってきます。
 
2012年5月4日合唱団コール・リバティストにマエストロをお招きしての臨時稽古を行いました。(マエストロとは本番を振る指揮者のことです)
 
中田喜直作曲の混声合唱組曲「海の構図」の「海女礼賛」。
 
柔らかく、ボカしたような淡い色合いが特徴です。こういった作品は、拍子感を表面的に出しすぎず、音色と音の流れをメインに作っていくことが必要です。
 
皆さん音はよく歌えているのですが、拍子感を2拍子系で、しかも縦割りで感じすぎています。
 
「柔らかい空とぶ絨毯の上に乗っているような感じのところで、絨毯の上で行進しているみたいになっています。」
とおっしゃいます。
 
音がデコボコしたり、唐突に飛び出したりしないように、浮遊感を持って全体が滑らかに演奏していきます。
 
それから、このような作品は、ブレスをするところを気をつけて。余計なところで息を吸うだけで音楽に傷がついてしまいます。吸う場所は決めて、もし息が足りなくなったら目立たないところでカンニングブレス(個人が他の人が吸わないようなところでブレスをしておくこと)をしてください。
 
同じ組曲で「かもめの歌」も、テンポがゆっくりですので、ブレスを考えておく必要があります。吸うべきところで吸っておかないと、途中で足りなくなってしまいます。
こちらも、拍子感が縦割りにならないように、横に横に音楽を運んでくださいね。
 
この日は他に、「海の構図」と「都会」全曲を練習しました。演奏会のメインになる作品ですので、しっかりさらっておきたいですね。
 
この日は、女声のブーケや男声のポケットチーフが仕上がってきたようです。
大ぶりで素晴らしく綺麗なピンクです。
とても春らしい雰囲気。
舞台で映えると思います。
 
係りの方々が頑張って選んでくださいました。
数をそろえるのも大変だったと思います。
リバティストでは、こういうことをセンス良くまとめてくださる方々がいらしてくださり有り難いです。
本当におつかれさまでした。
 
さて、明日も稽古です。
アンコールの暗譜も頑張りましょうね。

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