数字を知ることは的確な判断につながる #asacafestudy
ちょっとしたお祝いや、大事な方をお連れするときに使う特別なレストランってありますよね?
以前は会計のときに「う~ん・・・」と思うことがありました。
本音は、「こんなにお高いのだったらさぞかし儲かってるわよね。」
でも、実はレストランって意外に儲かってないんですよね。
それも高級レストランになればなるほど。
第31回 朝カフェ次世代研究会は、大木豊成さん の「現代のビジネスパーソンの必修スキル『財務』と『法務』」でした。
お話しの中で、お金に強くなる練習で、レストランでのお店の売り上げを計算してみるというのがありました。
ラーメン屋さんは、売り上げ=席数×回転数×平均単価×営業日数、で計算できる。
例えば24席×3回転×700円×22日=110万円の売り上げ。それにコストがどれだけかかっているか考える。
原価=仕入れ+給与+家賃+水道光熱費=?(ラーメンの原価は?)+40万(20万×二人)+10万=??+70万
もしも仕入れに20万円だとすると、利益は20万円。
なのだそうです。
それではレストランの経営とはどのようになっているのでしょうか。
材料費は大体30%。人件費が30%で、それ以外の雑費が13%ほど。家賃とか設備投資の費用回収分で20%ほどが消えてなくなって、手元に残る利益は7%足らず、というのが、最も一般的なレストランの経営のあり方です。
お店は、高級になればなるほど、スタッフの人件費が高いですし、豪華な花をいつも生けていたり、お店のインテリアなどにもお金がかかります。そして、お客さんはの回転数は一回のランチやディナーでも基本的に一回転です。
こういうレストランは良いお値段ですが、思ったより儲けが少ないというのが現実です。
私は、(万が一)仕事で資金ができたら、フレンチレストランのオーナーになるのが夢でしたが、以前この数字を聞いて諦めたことがあります。
数字を知るというのは、的確な判断をする上で非常に大切なことだということがよく分かりました。
大木さん、貴重なお話を有り難うございました。