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ライフワークとしての学びを考えます。

「テンションをあげる」にはどうすればいいの?

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伝わるようにするというのは難しいものですね。
こちらが思っているほど意外に他人には伝わっていないものです。
 
2012年3月24日合唱団コールリバティストにマエストロをお招きしての稽古を行いました。(マエストロとは本番を振る指揮者のことを言います)

 
この日は前半に林光編曲の「日本抒情歌集」より「椰子の実」「叱られて」「曼珠沙華」「中国地方の子守歌」「待ちぼうけ」「早春賦」を歌いました。

 
ただ「暗譜をして正確に歌いました」では、作品の内容は伝わりません。
 
「だんだん強くする」でも、心が燃えて強くするのです。
なぜ、ここで心が熱くなるのか?
その意味は伝わえるために演奏するのです。

 
例えば、「椰子の実」なら、聴いている人は「浜辺を歩いていたら椰子の実が落ちていた。この椰子の実はどこからきたのだろう。」と、ふるさとを離れてきた椰子の実に自分の思いを重ねて、胸を熱くするのですね。

 
この曲集は、日本人の心を伝える曲集です。
「懐かしいなあ」とか「日本にはこんな歌があったんだ」で終わってはもったいない内容なのです。
 
まずは感じて歌うこと。そうすると伝わってくるものが出てきます。
 
「テンションが上がってない演奏はまずいですよ。皆さん、テンションを上げてください。」

「”休め””きをつけ”の”休め”で歌っています。それではよくない。リラックスするのは聞いているお客さんの方ですよ。」

とマエストロはおっしゃいます。

 
テンションを上げるということは、意外と難しいものです。
 
意味もなくテンションが高いのは、ただうるさいだけの演奏になってしまいます。

 
ではどうすればよいのか?
 
やはり、作品を読み込む。
そして読み込んで感じること。ご自分の経験に重ねあわせてみることも良いと思います。
感じることがたくさんあれば、熱い思いがわきあがって、おさえていても必ずあふれ出てきます。

それが感受性。
 
そして、それをさらに上手に伝える力が表現力です。
 
だから、表現力だけあっても、感受性が乏しいと伝わる演奏にならないのですね。

ぜひ感受性を磨いてください。
演奏は感じることなのです。

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