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ライフワークとしての音楽を考えていきます

オフサイトミーティングで100名の合唱チームビルディング!

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2012年1月14日、ある外資系企業のオフサイトミーティングにおいて、100名の合唱チームビルディングを行ってまいりました。
 
目的はクラシックの合唱によるチームビルディング。
 
ほとんどの方々が合唱は初めてで、2時間という限られた時間内での発声から稽古、そして本番・レコーディングという流れです。
 
今回も、オリジナルでその会社にあわせたオーダーメイドの編曲を行い、日本の作品「ふるさと」を歌いました。
 
「ふるさと」はあの「ウサギ追いしかの山」で有名な誰でも知っている曲。
それを、様々な旋律を組み合わせ、各パートが力を合わせて美しいハーモニーを作っていく作業の中で、自然な形でチームビルディングが行われていきます。
 
この日は、全体をあらかじめソプラノ、アルト、テノール、バス、の4パートに分けて、4声の混声合唱で歌いました。
 
まずは、男声のバス。
 
あらかじめ声分けをしてもらっていたのですが、一応軽く声質を確認をさせていただくと、これが驚くべきことに大変適正な判断をなさっていました。お一人お一人、迫力のある声質をお持ちです。
最初のうちは、歌うことになれていなかったことから、声のボリュームがいまひとつだったのですが、あるきっかけからいきなり開眼した感じがしました。そこからは理解力が早く、気迫もあり、どっしりと安心感のあるバスパートでした。
 
そしてテノール。
 
とにかく音感が良かったですね。
大抵、テノールは音が外れてしまうことが多いのですが、初めてなのに私が歌うとそのまますぐに真似をしてスラスラと歌われる。耳も良いのでしょう。そして声質が綺麗。透明感があり、明るい響きがします。気持ちが前向きなのが声に表れていて、「王子様パート」ともいわれるテノールの王道をいくようなパートでした。
 
女声のアルト。
 
柔らかく温かい声です。
皆さんの優しいご性格がよく表れていて聴いていてほっとします。もし私がお客さんだったらこの方々は信頼できそうだな、と思ってしまうような声です。
最初は声が飛ばなかったのですが、音に慣れてくると次第に力強く自信にあふれて歌っていらっしゃいました。実は、アルトというのはソプラノの旋律と男声にはさまれて、音がとりにくいパート。音を確実にとるとめには冷静な判断が必要で、分析力と解釈力が要求されます。とても知的なアルトパートでした。
 
そして、メロディを歌うソプラノ。
 
ソプラノは、リリック・ソプラノでした。リリックとは繊細なソプラノのことです。
細く可憐な声で癒されます。今回の「ふるさと」にぴったりな声質。
ソプラノといえば「私が主役よ~」といわんばかりに、他のパートを聞かずに歌いまくるケースも多いのですが、彼女たちはまったくそのようなことがありません。アルト・テノール・バスの作ったハーモニーの土台の上に、美しく乗ってくださいました。なんとも奥ゆかしく美しいソプラノでした。
 
最後の録音は4回行ったのですが、一回ずつ結束力が高まり、最後はとてもよいハーモニーができました。CDをお楽しみに。
 
皆さんが理解力があり、前向きなので、私もとても指揮しやすかったです。知的で明るく団結力があり、素晴らしい会社!
 
これからのご発展をお祈りしております。

Comment(2)

コメント

千佳先生、リバ・アルト 辻です。

90名♪♪とは!想像すらできないご努力の賜物でしょうが、指揮もピアニストもやり甲斐のあるお仕事かと思います。
音楽っていいですね。千佳先生に普段使いのひとつに身につけて頂きたいものがございます。レッスン休み中で、温めすぎて袋くちゃくちゃですがほんの気持ち、つぎの機会に受け取って頂けますでしょうか??
追伸:ご主人様(永井先生)、日経3面大広告も凄いです。2回読破。レッスン休憩時にサインを求めに参りま~す。

辻さん
音楽ってなんと愛のあるお仕事だろうかと思います。お気遣い有り難う!また良い音楽を作っていきましょう。日経は有難いことですね・・・。皆さんのおかげで感謝感謝です。

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