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ライフワークとしての音楽を考えていきます

音楽により人が仲良くなる科学的な根拠

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人は、音楽によって、感動したり元気が出たりします。
 
では、なぜそのようなことが起こるのでしょうか?
 
2011年2月17日日経新聞にて「音楽はなぜ心に響くの?」という記事で、音楽が人に与える影響の秘密を科学的に説明していましたので、ご紹介したいと思います。

     ・・・・・(以下引用)・・・・・
 
・人は「聴覚野」という脳の横側の表層部分で音を感じとり、脳の奥深いところにある「扁桃体」という場所まで信号が届く。(扁桃体は様々なホルモンを作り出して感情を調整する部分)
 
・音楽に反応する回路は、恐れ喜びに反応する回路と同じで、人にとって食べたり眠ったり、子孫を残したりする本能的な行動に近い。絵画や文学など他の芸術より感動する力は音楽のほうがより強いと考えられる要因。
  
・音楽により、ストレス時に出るホルモン「コルチゾール」が低下。
 
・男性ホルモン「テストロテン」の値が、男性の場合下がり、女性は上がる。
 
     ・・・・・(以上引用)・・・・・

興味深いのは、音楽を聴いた反応に男女差があるのだということです。
 
もともと女性はテストロテンが少なく、男性は多いわけですから、音楽の作用によってその値が男女近くなる。私のロマンティックな解釈かもしれませんが、人間が性別も超えたところで、一つになれるように作られているように思えてなりません。
 
普段、あまり仲良くしていないような人たちでも、ひとたび一緒に音楽をすると・・・特に合唱をしたあとの「同志」のような様子を見ると、いつも新鮮な驚きがあります。男声合唱の仲のよさ、女声合唱の結束の強さなど、同性同士でもまとまりが良くなるのですよね。
 
感動などの脳のメカニズムがまだよくわからないところで、少ずつ科学的なことが解明されてきているようです。感動にも根拠があったことなのかもしれませんね。

★2011/05/23 最後の文章一部修正しました。

Comment(2)

コメント

音楽と脳の関係はまだ科学的に解明されていない状態で、日経の記事も一部の説を紹介しただけだと思います。
音楽には、音階・リズム・言葉などいろいろな要素が絡んでいますが、音楽とひとくくりで科学的に論ずることは危険かなと思っています。
個人的には、和太鼓やガムランのような音階もはっきりしていなくても身体がしびれる感覚を味わうと、かなりリズム的な要因と音の周波数帯域が脳に働いていると思っていますが・・

のるさん
ありがとうございます。
本当に、音楽は理屈では説明できない何かがありますよね。私もどうしてか不思議に思っていたのです。そのよく分からなかったところに一部ホルモンの働きが関与していることが分かり面白く思いました。今後、さらに詳しく解明されていくとまた音楽療法や介護に生かすことができるかもしれませんね。楽しみな領域だと思います。
ガムランは学生時代学校でやりましたが、コレってなかなかはまりますよね。摩訶不思議な感覚、本能を刺激されるような感覚に陥ります。

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