究極の携帯カンニング防止装置
受験での携帯電話を使用したカンニングが社会問題となっています。
携帯電話を受験会場に持ち込まないように、廊下に携帯を置いて入場するなどの案も出ているとか。
3月2日TBS朝のニュースでカンニング防止のために、次のものが紹介されていました。
「携帯電話抑止装置」
サントリーホールやNHKホール、津田ホールなど、都内の主要なクラッシックコンサートホールには、数年前からすでに導入されています。
この装置を作動させると、携帯電話のアンテナが消えて「圏外」になってしまうのです。
クラッシックコンサートで携帯の着信音はご法度。
気をつけているつもりでも、仕事で遅くなり、開演時間ギリギリに客席に飛び込んだりすると、「ついうっかり」ということもあるもの。
いくらアナウンスで「携帯電話の電源をお切りください」と注意を促しても、たいてい誰かが鳴らしてしまうのです。
携帯電話抑止装置は、携帯電話の基地局と同じ周波数の電波を基地局よりも強く出すことで、そのエリア内の携帯電話が基地局と通信できないようにする仕組み。
携帯電話抑止装置1台で直径約100メートルの圏内をカバーできます。
これさえあれば、コンサートホールでそわそわと携帯をチェックしなくてすむし、そして周囲も安心してゆったりとコンサートが楽しめるというものです。近頃のコンサートでは「電源を切るように」というアナウンスがめっきり聞かれなくなったのはこの装置のおかげなのです。
そして今度は、この「携帯電話抑止装置」を受験会場に導入しようというわけです。
装置を作っているマクロスジャパン社には、すでに大学から7件くらいの問い合わせがあったそうです。
ただし、電波を出す機器なので総務省の認可が必要で、審査に1~3か月かかりますから、今年の受験には間に合いそうにありませんね。
でも、こんなものが受験会場に・・・なんて想像もしてませんでした。
携帯電話。もう生活になくてはならないものです。その恩恵をいただいている我々がもっとモラルを持って使っていきたいものですね。