電子レンジを持たない理由
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私は電子レンジを持っていません。
電磁波が気になったことが、持たなくなった第一のきっかけです。
しかし、この頃良く調べてみると、調理中にマイクロ波が漏れ出さないように、メーカーは対策を行っていて、安全性は問題ないとされています。
しかも、都会に出れば、電磁波が飛び交っている状態ですし、携帯電話だって、パソコンだって電磁波は出ています。
ほぼ大丈夫だと分かってもやはり持ってないんですよね。電子レンジ。
というか、ほとんど使わない。
野菜は多重構造の鍋で蒸し煮にしたり、フライパンで炒める調理法が多いですし、ご飯は圧力鍋で炊いて、おひつに移しています。
残りご飯は冷凍しますので、電子レンジがあれば便利かと思うのですが、どうしても気に入った味に仕上がらないのです。
ご飯は、蒸し器に経木をひいて温めなおしています。
経木は、スギやヒノキの板を紙のように薄く削ったもの。
通気性や殺菌性に優れていることから、昔はおにぎりなどを包んだそうです。
これをクッキングペーパーの代わりに使うともう・・・ほんのり木の香がして、しかも、ふっくらとちょうど良くご飯が温まるのです。
最高に贅沢な時間。
一手間かかりますが、人生こんなご飯があと何回食べられるのかと思うと、毎回やらずにはいられません。
ただ、肉の煮込を一晩寝かせたもの、これらだけはぜひ電子レンジで温めたい。
ガスの火だと、中まで火が通るのに時間がかかり、肉がパサついてしまうことがあるのです。これだけのために電子レンジがほしいとさえ思うほど。
本当になんだか文明の利器を利用してない遅れた人みたいです。
しかし、経木やおひつ、蒸し器のように昔の人の洗練された智恵は、まだまだ後世に残していきたいものですね。
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