取材は現場に来なければ分からないこともある
8月の終わり頃から、立て続けに米国に来てる。そのほとんどが、各種ベンダーのカンファレンスの取材だ。
今や、インターネット中継などもあり、わざわざ米国まで取材に来る必要はないのではとも思うが、やはり来てみないと肌感覚で掴めないことがいろいろとある。とくにその会社の「ビジネスの勢い」的なところは、実際に現地の会場のキーノートセッションなどに参加してみないと分からないことも多い。
それと細かいところだけれど、カンファレンスの中で提供される食事など、いままではけっこう豪華だったものが少し寂しくなったなと感じたりすることも。これは、この会社はマーケティングコストの削減に着手しているんだななんてことも想像できる。
また、先日参加したWorkdayのイベントも今回参加しているテラデータのイベントも、主催がユーザー会的な場合には参加者のイベントに参加する意気込みが違うことにも気づかされる。ベンダー主催でマーケティング色が濃いと、イベントはかなりお祭り的な雰囲気にもなる。これがユーザー会的な色合いが濃い場合には、真剣に自分たちに必要な情報を取りに来ている様子が見て取れる。
なので、各ユーザーが行う事例セッションでは、後半に設定されているQ&Aの時間に盛んに質問が出ることに。それもかなり細かいレベルでの質問で、自分たちが直面している困っていることの解決策を、なんとかここで掴んで帰ろうという参加者の姿勢がかなり前面に出ているのだ。
さて、今回参加の「TERADATA 2015 PARTNERS」のテーマは「Breaking BIG」。テラデータはビッグデータを破壊し、新たな世界を目指すようだ。じつはテラデータはビッグデータ・ソリューションの先陣を切るベンダーというイメージがあるが、自分たちとしてはあまりビッグデータという言葉は好きではないらしい。ビッグデータを破壊する新たな戦略を具体的にはどのように打ち立てるのか。そのあたりについては、現地にて肌感覚でも把握し、記事などでフォローしていく予定だ。