PayPalの本人確認手続きの面倒くささにめげそうな1日だった
海外のサイトでソフトウェアを購入したり、海外のオークションを利用したりというときには、なんとなく直接クレジットカード番号を入れるのが怖いので、PayPalやGoogle Check Outをよく使っている。
対応しているサイトが多いので、PayPalはけっこう利用頻度は高い。ところが先日、不正と思われるアクセスだかがあったとかいうことで、突然PayPalアカウントの利用が大きく制限されてしまった。で、この解除の方法がかなり面倒なのだ。まあ、面倒なぶんだけ、安全性が高いのかもしれないが。しかし、ちょっとめげそうなくらい、もうこのアカウント捨てて新しいのにしようかと思った次第。
まず面倒だったのが、クレジットカードの確認。これ、登録してあるカードにPayPalから少額の課金が行われる。で、1ヶ月後くらいにそれが決済された明細を見ると、当該の明細欄にパスコードが記載されているので、それをサイト上に登録するというもの。けっこうな時間待たされるし、最初はなぜかこの少額課金がうまくいかなかった。なのでこれを成功させるまでに、3ヶ月近くかかってしまった。
次に面倒だったのが、本人確認。住所や名前がPayPalサイトに登録しているものと一致する書類を提出し承認してもらうのだが、これがかなりややこしかった。まずは、本人確認と言えば定番の自動車運転免許証をスキャンして送った。そうすると、サイトに登録してある住所と名前がローマ字表記であり、運転免許証と一致しないのでダメだという連絡のメールが。仕方がないので、サイトの登録住所を漢字に切り替えた。で、名前のほうは漢字にしてもいいけれど、クレジットカードはローマ字表記だしなぁと。そもそも、「ペイパルアカウントの氏名をローマ字から日本語表記に変更するには、誠にお手数ですが、カスタマーサービスまでご連絡ください。」と、カスタマーサービスからのメールに書いてある。このメール読んだだけで、なんだか面倒だ。
ということで、パスポートならローマ字表記だと気付き、今度はパスポートをスキャンして送った。そうしたら、今度は「所持人記入欄」が確認できないとの返信メールが。そんなページ、数年使ってたけど記載していなかったよ。仕方がないので、そこに名前と住所を記入してスキャンして送り直し。もう1つ、住所確認用に公共料金の領収書も必要とのことで、電気料金のお知らせをスキャンして送った。
さあ、これでいいだろうと思って待っていたらまたカスタマーサービスからメールが。クレジットカード支払い公共料金のお知らせは、領収書じゃないので利用できないとのことだ。先のメールをよく読んだら、たしかにそんなようなことが書いてあった。公共料金はすべてカードで支払っているので、領収書がないということに気付く。もう、かなりめげそう。
初心に返って、パスポート(名前や生年月日のページと所持人記入欄のページ)と自動車運転免許証(表裏)の2つをセットにして送ってみた。一連の書類のスキャンとアップロードは、今日の朝からの作業。そして、最後のこの2つの書類のアップロードで、今日はどうやら時間切れか?
ちなみに、この書類が無事に承認されて無事終了ではない。書類が承認され住所の確認がされたら、1、2週間後に確認した住所宛にパスコードが郵送されてくるそうだ。それをサイトに登録して、やっと終了となるらしい。まだまだ、先は長くなりそう。こういうやりとりをしていると、住基カードなりで簡単に個人確認できる安全な手段を、是非とも確立して欲しいと思うところだ。