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MetaMojiの7notesがなかなかいけてる #7notes

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 本日は、MetaMojiの発表会に参加。7notesというiPad用のデジタルノートアプリだ。

 MetaMojiは、あのATOK、一太郎のジャストシステムを創業した、浮川和宣氏と初子氏が新たに創業した会社。これまでにもXML関係のソリューションをすでに発表していたりもする。MetaMojiの発表会に出てていていつも思うのだけれど、発表会に参加しているプレスの人たちが妙に優しい気がする。発表内容にすごく好意的だし、会場の雰囲気もすごく和やか。浮川氏の包み隠さないもの言いだったり、自分たちがやっていることへの熱い思いみたいなものが伝わってくるからだろうか。それと、なんだか日本のソフトウェア企業がんばれぇ、みたいな応援の気持ちもあるのかもしれない。

 といった雰囲気の記者発表会、今日はUstされたみたいなので、おそらくアーカイブも見られるのでは。内容は、デジタルノートというもので、手書きで簡単にiPadにノートがとれるというもの。そんなアプリならいままでもあるじゃないかと思うかもしれない。これが、日本語の変換にこだわった、秀逸な作りとなっているところはかなり他とは違う。

 手書き文字の認識率が高いだけでなく、手書きとデジタルなフォントとが混在したかたちで記録できるのだ。さらに、手書きの文字も、文字単位で認識しているので、文字単位での編集も可能。1文字削除したり、間に文字を入力したりといったテキストエディター的機能が、デジタルのテキストと手書きのテキストでハイブリッドに行えるのはすごいかも。

 さすがにこれまで永きに亘り日本語変換に携わってきただけのことはあり、そのノウハウが十分に投入されているようだ。個人的にちょっと目から鱗的な感動があったのが、手書き入力だと明示的にかな入力であるとかカタカナ入力であるとかを切り替える必要がないってこと。これって、かなりストレスない入力に繋がるよなぁと。手書き文字を認識させてデジタルフォントに変換させてもいいし、文字のままでもいいので、仮に誤認識があっても手書きに戻せばいいだけなので、あまり入力中に変換作業で思考を中断されない仕組みとなっている。

 で、さらに今回の7notesでは、デジタルキャビネットというクラウド上の書庫のようなサービスも同時に利用できるようにしたとのこと。これはけっこう便利かも。これ活用すれば、今後さらにサービスの幅も広がりそう。とにもかくにも、これがあれば、取材時のメモのために紙のノートいらないかもと思わせる出来なので、早速購入した次第。ちなみに、今月中はキャンペーンで1500円が900円だとのこと。

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