GALAXY Tabはビジネス端末になるのか #itmgalaxy
GALAXY S、Tabのブロガーナイトに参加している。今日の私の評価ポイントは、これらの端末がビジネスで活用できるかどうかだ。ビジネスといっても、何らかの業務をサポートする専用アプリケーションを動かす端末としての可能性だ。
SとTabでは、Tabがターゲット。ようは、vs iPadなのだ。じつは、ここ最近、電子書籍がらみのビジネスに関わていると、たんに電子書籍のリーダーとしてiPadを利用するというよりは、電子ならではのインタラクティブ性やネットとの融合などを活用して、電子書籍をビジネスに活用したいという話しがいくつも舞い込んでくる。iPadは大きさも十分で、表現性も高くさまざまな可能性があるために、さまざまなビジネスシーンで活用できるというアイデアがいろいろと出てくるのだ。
で、ビジネスでとなったときに、iPadは魅力的な端末ではあるのだけれど、Appleであるが故の制限も気になるところ。直近の課題として重くのしかかっているのが、制作に携わっているJazzJapanという雑誌での現実の問題。それは音楽の視聴ができないということ。世の中の音楽視聴サイトのほとんどが現状Flashを利用しているのだ。これはiPadでは視聴できない。唯一視聴できるのはiTune Storeにあるもの。ソニー系であるとかのiTune Storeと相入れない楽曲は当然視聴できない。これらの課題がこの最新のAndroidを搭載したGALAXY Tabでは払拭できるのだ。
それから、なんらかの専用アプリケーションを開発しようとした際の敷居も、Androidなら低い。iPadでの開発がべらぼうに高いというわけではないけれど、Javaで開発できたり、よく解らない審査に戸惑ったりする手間はない。ビジネス端末と考えた時に、カメラがあるのももしかしたら可能性を広げることになるかもしれない。入力情報に画像や動画が使えるのと使えないのでは、アイデアの広がりはかなり違うだろう。
これは有利に働くのか働かないのかわからないけど、母艦が必要なくこれだけで完結した端末だということ。配布することを前提にしたときに、iPadは必ずPCなりMacなりが別途必要になるわけで、これは便利なんだけれど、高い敷居でもある。
ということで、今まさにTabを触っている。第一印象はかなりイイかも。この7インチという大きさは、中途半端かなと思ったけれどどうやらそんなことはなさそうだ。まさにiPhoneじゃ小さい、iPadじゃおおきいというのを解決する大きさ。片手で持てるのは優位性高し。ひざ上か机上でないと使いにくいiPadのほうが、両方持っていたら出番は確実に減りそうだ。
それと、Android 2.2であり、最新のCPUが入っているためもあってか、操作に対するレスポンスもいい。電子書籍のページめくりは、紙をめくるようなアニメーション効果もあるのに、パッパッとめくれる。むしろ勢い良すぎなくらい。端末のできは十分に期待できるものだと思う。
課題は、たとえばある企業で100台入れたいなんていう要求に、迅速に答えられるかだ。さらに、独自に開発したアプリケーションをその100台に容易に展開することができる、かなんていうところも気になる。どちらにしても、世の中に普及してGALAXYなりのAndroidタブレットがもっと認知されてくれると、ビジネスもやりやすくなるかなと思うところだ。