「ノー」と言えないのはどんな場面ですか?
断るのは簡単です。
人生は有限なので、自分の人生を有意義に過ごしたければ、人に振り回されることなく自由に生きるという選択がベストなのかもしれません。
しかし、自分の親の生き方を見ていると、どうも私はそのような性分ではないようです。
役所を引退しても長い間、地域貢献活動(民生委員など)をやっていた祖父
同じような活動を今も続けている両親
人間というコミュニティをつくって生きていく動物は、誰かが誰かの支援をしてお互いに助け合いながら生きていくというのが性分です。
強い人は弱い人を守り、人の支援を楽しいと感じる人はいつも周囲に気を配り生きています。
たくさんのお金を稼いで、楽な暮らしをする
ということを目標に毎日がんばっている人もいます。
その逆で、休みもなく、地域のため、人のために活動をしている人もいます。
生き方なので、どちらが正しいかということは言えませんが、後者のような生き方に「ノー」と言えない人は、早かれ遅かれそのような生き方になっていくのでしょう。
周囲に翻弄されて、最終的には人のために寿命を縮めた
という生き方は損な生き方なんでしょうか。
儲からないけど、多くの人たちから感謝される経営
本当に多くの人たちから感謝されているのであれば、それは売上にも反映されていると思いますし、売上があがっていないのであれば、自己満足ではないかと自戒してみることも経営者にとっては重要なことかもしれません。
これからの厳しい時代に生き残るための力(サバイバビリティ能力)を身につけてもらうために、厳しいことも言わないといけなくなってきた時代に、社員とどのように向き合うか、学生などとどのように向き合うかということを考えないといけない不惑の年代になってきました。
人は人、自分は自分
という考え方だけには、ノーと言えます。