権限委譲していいと考える人材
自分で考えることができる人材
には権限を委譲して、
「自分で考えさせて」、「試行錯誤させて」
結果を出すことで成長するということはよく語られることです。
学生とのプロジェクト、社内プロジェクトなどでも小集団でのリーダーを決めて、
そのリーダーが小集団をまとめて結果を出すということをサポートするのが
NPOの理事としての私の役割、会社の社長としての私の役割と考えています。
考えるのが社員やスタッフの仕事で、判断するのが経営者である私の仕事
ということがわかっていても、
社員やスタッフが考えるということができなくて正解を求めてくる場合もありますし、
逆に社員が勝手に判断をして間違ったことをやっている場合もありますし、
目標を達成するということを最初からあきらめている場合もあります。
学生団体の活動は、毎年、これくらいの時期に山場がきます。
最初は簡単にできると思っていたこともなかなかできない、
自分ひとりであれば自由に時間を使うことができるのですが集団になると自分の思うようにはいかない
ストレスを溜めるようなことが続きます。
その頂点が来たくらいのタイミングで徹底的にサポートします。
会社も同じです。
会社の売上目標、イベントやセミナーなどの集客目標などの必達を目指す中で
工夫や成長があるのですが、
何となく責任の所在があいまいになってしまうこともあります。
しつこいくらいにコミットした目標というのは何だったのか?
ということを質問します。
常に自分に求められている役割を認識して、考えて行動できる人間は少数です。
相手に考えてもらうために行う対話は電子メールでもできますし、対面でもできます。
学生NPOでも会社でも、この団体、この会社でしか経験できないことは何だろうか?
ということを問います。
その経験は成功してこそ貴重な経験になるもので、
努力することなく、工夫することなく何となく取り組んでしまうと
何も得ることができないことになります。
社員やスタッフが活躍できる場を提供するだけでは足りない
お客さまから「満足した」と言ってもらうだけでも足りない
更に何かを自分たちは創れるはずだということを常に「考える」こと
が成長し続ける人材の思考習慣のように感じます。