将来を創るという楽しい仕事を創りだす
不景気のときにはリスクが見えるが、好景気になるとリスクすら見えなくなる
雇用不安というのは、不景気のときに盛んに使われる言葉ですが、
好景気の時には誰でもいいので人の手を借りたいという言葉になります。
誰でもいいのではなく「あなたでなければならない」
という仕事をしないと、雇用され続けるのは非常に厳しい、ということに
そろそろ気づかないといけないのではないかと思います。
それを気づかせてくれる不景気という時期は貴重で、
その時期に自分の将来について考えてみるということをお奨めしています。
「過去をいろいろと分析するのではなく将来について一緒に語りませんか?」
そのような個別相談会を昨日行いました。
中小企業・中堅企業の経営者の方々に呼びかけて自社の将来について
ビジネスモデルを創造するためのブレストをする場を設けるという試みです。
昨日参加された方々が相談会の後に、
「楽しかったです!」
と言ってくれたのが非常にうれしかったです。
当社ではお客さまから
「ありがとうございます」「楽しかったです」
などと言ってもらう仕事を創造することを目指しています。
お金をもらいながら感謝の言葉までもらうという非常に贅沢な目標です。
リーダーには「逃げない」「言い訳をしない」という決断をしてもらいます。
不景気の後には大きく変化した新しい価値観を持った社会がうまれます。
それを楽しみにして、自己変革、組織変革をして新しい社会で活躍することを
決断するということです。
次世代の中心は自分たちのビジネスになる
という確信を持って、日々の仕事で価値の最大化を目指すことを実践する、
ということです。
過去の成功体験にしがみついていたり、
過去の実績で自分の地位が永続的に確保できると勘違いしたり、
人間は本当にかわいい動物です。
大きな会社になればなるほど、
そのような勘違いをしている人たちが増えてくるのは困ったものですが、
そのような人たちでも今回の不景気からは何かを学んでいるように感じます。
テレビの報道などで自分と同じような境遇、考え方の人たちが
どんどんリストラされている姿を見て、
何とも言えない不安感と共に
「変わらないといけない」という感情も湧いてきているように感じます。
あとは、どのような形で変化するきっかけをつくってあげるだけです。