言っても無駄な組織を去る若者たちの心理
今日は「育成型採用」についてのセミナーを行いました。
人材採用の形態も複線化しており、企業を取り巻くビジネス環境も大きく変化し、
若者を含めて一般消費者、市場の価値観も多様化している中で、
人材採用の形態が変わらない、人材育成の方針が変わらないというので
は企業は生き残ることができません。
勘の良い経営者は、次世代を創るために、
人材採用や人材育成の方針を抜本的に見直していますが、
管理部門の方々は、仕事が増えると感じてしまうのか、
その企業変革の抵抗勢力になっているというパターンも少なくありません。
あなたが抵抗勢力ですよ!
と言うと、学生や若手社員と同じで殻に籠ってしまいますので、
論理的に時代背景や世の中の流れまで含めて説明していく必要があります。
幸いにも、今日のセミナーの参加者は全然問題が無い会社ばかりでした。
人間は納得しないとスッキリと仕事に向かいあうことはできません。
これから1~2年は、
時代の変化、人材の変化、組織の目指す方向性、組織変革のモデル、
その中での情報化のあり方などを啓蒙していくことになりそうです。
その証拠に、人材関連のビジネスを行っている企業は、
大幅な人員削減、ビジネスモデル転換などを求められています。
最悪の場合には、倒産、廃業などになっています。
「景気が悪いから仕方ないんだよね」
などの声も聞こえますが、これは間違いで、
ビジネスモデルの転換点にきているだけじゃないかと考えています。
広告モデルも変わっていますし、
人材採用の手段なども変えないといけない時代になっています。
ゆとり世代がどうこう言う前に、
自分の会社が変わることができるかということが求められていますし、
新卒の社員が辞めていく理由がわからないという会社は
「無言で去る」という本質的な意味を考えてもらいたいと思っています。
言っても無駄
という組織には、私も何も言いません。