知恵を出すためには制約条件をつける
仕事が一定のキャパシティを超えるとOVERWORKということになりますが、
残業とOVERWORKというのは言葉の響きが違うように感じます。
残業という言葉には
『定時後、残ってまで仕事をしてアピールしている』
『残業もせずにさっさと家に帰る社員は、会社への貢献度が少ない』
という感覚が、いまだに残っているのも否定できません。
それに対してOVERWORKは、
個人のキャパシティを超えてしまって
定時時間を過ぎても仕事をしないといけない状況になっている
という響きがあります。
その場合には、
・仕事の割振りを見直す
・個人の能力を上げる
などのマネジメント的な部分でサポートして課題を解消しないと
いけないということになります。
私たち経営者が休みが無いというのは、
マネジメントする側なので、ある意味仕方ない部分がありますが、
社員の就業時間が長くなっている場合には、
マネジメントする側として対策を講じる必要が出てきます。
残業ありきで考えると工夫は出てきませんが、
定時時間で最大の結果を出すためには?
という定時時間を制約条件ということで考えた仕事の行い方
を考えると、人間の知恵が出てきます。
人間の寿命が無限であれば、私たち人間は工夫して生きることはありません。
自分の命は有限だと知っているので自分の人生を良いものにしようと工夫します。
仕事も時間は有限だと考え、
限られた時間をいかに有効に使うのかということを真剣に考えることから
工夫ははじまります。
仕事のやり方を工夫をせずに、
仕事に対して真剣にならずに時間短縮ばかり言っていると、
会社の業績は下がってしまいます。
ただ、業績を向上させるために、
時間を限定してその中で最高の結果を出すために社員が一丸で頑張ったら、
時間を無限に使っていたときよりも大きな成果を出せるのではないかと思います。