誰のために働くのか
学生などの就職観が少しずつ変化しているように感じます。
自分のために働くというよりも、社会のために働くという意識が出てきています。
ただ、その「社会のために」という言葉の裏に、
自分に自信が無いからというのも見え隠れしているようにも感じます。
以前は、
自分のために
それから家族ができて家族のために、
そして昇進して会社のため部下のために、
経営者などになると、
社員のため地域のため
ということだったのではないでしょうか。
それが、
「自分のために働く」という部分で、
既に金を儲けるためには、会社勤めよりも起業した方がよい
などの感覚になり、
その考えが実は甘いもので自分の実力が無いうちはそのようなことは100%成功しない
ということに気づき、
なんとなく時間を過ごすという若者も増えています。
いずれにしても、
社会の役に立つ人間になるために働くという感覚を最終的には持つのであれば、
最初から社会のために役に立つ仕事というイメージを持つ意味はあると思っています。
儲かる仕事と社会の役に立つ仕事
どちらを選択するか?ということを聞くと、
多くの学生は
「社会に役に立つ仕事をしたい」
と答えてくれます。
社会に役に立つ仕事で一生の生計を立てることができるようになる
ということを学生団体のメンバーには目標にがんばってもらっています。
社会に役に立つ仕事を選ぶ
というのは、
就職活動で、その場所で必死にがんばって自分の立ち位置をつくることが
最初にステップになります。
立ち位置ができれば、
そこで今度は最大の価値を提供できるような人間になって、
視野が広くなった段階で自分の個性が発揮できる場所を探してポジショニングする
ということがステップアップの流れになるのではないでしょうか。
流れが前後したり、ステップを飛ばしたりすると失敗する可能性が高くなります。
大きい可能性を持った人材には、
最大の存在価値を提供できる場所を選択してもらいたいと思い、
就職支援もしています。
若いというだけでも大きい可能性があるのですが、
あとは、個性を最大限に引き上げられる場所を選択して、
迷わずに日々努力するということが一番だと思います。