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過去という原因と未来という結果のはざまの現在

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今日の夕方に札幌に入りました。

札幌の夜は肌寒いですが、コート無しでもなんとか歩けるくらいの気候です。

北海道の景気は金融危機以前からよくはありませんが、
皆が必死に出口を探しているのではないかと思います。

私たちが生きている世界に起こる事象には因果関係があり、
その関係性で使われる言葉が「原因」と「結果」ではないかと思います。

原因という言葉が持つ意味は、
ある事象から別の事象を引き起こすときに元の事象を指す言葉であり、
結果という言葉が持つ意味は、原因によって生じた事象ということになります。

因果関係という言葉は、原因は結果を引き起こし、
結果には原因があるということを意味するのではないかと思います。

原因が無ければ結果もありませんし、
結果には必ず原因が存在するということになります。

この不況にも原因があり、
北海道の経済がなかなか上向きにならないのにも原因があるということです。

その原因を明確にできれば、
その原因になる部分を改善して結果を変えることができ、
それが私たちの仕事になるわけです。

ただ、その原因追究、プロセス改善などの戦略を立案しても、
それを実行するのは人間なので、その人の思考なども一緒に変えていかないと、
特定した原因を改善したつもりになっていても
同じような結果になってしまうこともあります。

結果を引き起こした原因が1つではなく
複合的な原因で引き起こされた場合の方が多いので、
原因などを特定する場合には、
その原因と考えられる事象が発生した背景やその他の要素との関係性などを
十分に吟味して解決に取り組まないといけません。

その複雑系の関係性を見越して
原因からのプロセスを明確にすることできたとすれば
望む結果を導き出すこともできるのではないかと思います。

バックトゥー・ザ・フューチャーなどの映画などで
タイムマシンなどが出てきますが、
過去に戻れれば、未来に行ければ、という概念がは私たちの中にはあって、
過去を変えることができれば、未来を知ることができれば、
などを考えています。

ただ、このタイムマシンというのは自分の考え方の中にあって、
現状という結果の原因をしっかりと見定めて行動を変化すれば、
自分の考え方を変えれば、
未来を創るために今やらないといけないことを明確にすれば、

それはタイムマシンでやりたいことと同じではないかと考えます。

この心のタイムマシンを自由自在に扱えるようになるためには、
素直な心を持つということと、
自分の可能性をあきらめない、
すぐに行動するということを意識しないといけないのではないかと思います。

過去にとらわれて今の行動を制限するのはもったいないことですし、
未来を悲観して今の行動をおこせないのも、もったいないです。

原因と結果の時間軸で見た関係性は変わりませんし、
それは、過去、現在、未来という時間軸に置いてみると、
現在は過去の原因の結果ですし、未来は、現在という原因の結果になります。

いずれにしても、この現在という場がすべての因果関係のヒントになります。

環境が大きく変化していない場合には、
同じ原因からは同じ結果が導き出されるので、
過去の過ちを繰り返すのは得策ではありません。

会社などで、
社員の行動や考え方が期待する結果を導き出さないと
判断した場合には指摘したり叱ったりします。

この原因になる現在の行動や思考から、
どのような結果になるかという予測をするという部分が
経験から導き出された部分になります。

ここをきちんと話をしないと、
不条理に叱られていると感じたり、自分が思う通りに
仕事をさせてもらえないなどの不満になるのでしょう。

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