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新しい価値創造

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NPO法人の九州学生ネットワークWANの支援や就職支援サイトガクログの運営などを行うようになって大学生と話をする機会が増えています。

その中で常識のようになっているのが、大学の勉強と就職してからの仕事で必要になる知識は違うということです。

では、なんのために大学の行くのでしょうか?

大学卒という学位取得のために行くのでしょうが、そのためだけに平日の昼間の時間のほとんどを費やしているんであれば、あまり生産的ではないと感じます。

とりあえず大学に行って授業で90分座っているだけという学生も少なくありません。

そうであれば、その貴重な時間を生産的な活動に費やしたらどうだろう?

と私は考えてしまいます。

今年の4月から開校される新設校のサイバー大学で最初に私が担当する科目は『ボランティア論』と『インターンシップ』になります。

サイバー大学のIT総合学部の教員紹介サイト

私とボランティアという組み合わせに違和感を持つ方も少なくないようですが、NPOの活動なども今まで積極的に関わってきました。しかし、一般的なボランティアの考え方と私の考え方は少し違うかもしれません。

一般的なコミュニティービジネスの考え方とも少し違います。

サイバー大学は時間的な部分での自由度が高いので、ボランティアやインターンシップについても普通の大学よりも様々なことにチャレンジできます。

また、インターンシップも就業体験というよりもプレ就職に近い形でガクログなどでも推奨しています。

サイバー大学の話をすると、『本当にそんな学習形態で大丈夫なのか?』『本当に学生は集まるのか?』『学位という資格を乱発する危険性はないのか?』などマイナス的な部分での話を聞くこともありますが、『今の大学はそんなに立派な授業が成り立っているのでしょうか?』ということを今までの経験でお聞きします。

実社会での必要になる知識との乖離や制度疲弊、モチベーションの低下、少子化対応などの今までの大学で問題になっていることをどのような形で解決していくか?ということがサイバー大学でも課題になると思います。

インターネットで学習するという基盤の話ではなく、コンテンツがどれだけ現状の大学教育の問題を解決できるか?ということが課題になると考えています。

新しい時代では市場のニーズに沿った形での新しい価値観を創造していかないと、今までの価値感だけで行動していても受け入れてもらえません。

新設校なので、新設校らしく次世代の価値観に合わせた講義内容にしていきたいと考えています。

人材育成と組織リノベーション企業:ナレッジネットワーク株式会社

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