従来のメディアで情報を得てネットで検索する人たち
消費者の購買に至るまでの行動分析の理論にAISAS理論というのがあります。
注意⇒興味⇒検索⇒購買⇒情報共有
という流れになります。
このプロセスはネットでの消費者の行動分析の際に使われることが多いようです。
Attention【商品を知る】
Interest【商品に興味を持つ】
Search【商品をサーチエンジンで検索する】
Action【商品をネットで購入する】
Share【商品の評価を行う】
リアルの場での消費者の行動分析ではAIDMA理論というモデルで説明していました。
注意⇒興味⇒欲求⇒記憶⇒行動
という流れになります。
Attention【商品を知る】
Interest【商品に興味を持つ】
Desire【商品を欲しいと考える】
Memory【商品を記憶する】
Action【商品を購入する】
このAIDMA理論は販売プロセスとして営業担当者研修などでも一般的に使っています。
AISAS理論とAIDMA理論の大きな違いは、商品を知ったらインターネットのサーチエンジンで商品に関する情報を探すという部分ではないでしょうか。
ブロードバンドの普及率も、一般家庭でインターネット接続を行っている全世帯の62%になってきています。テレビや雑誌から得た情報の詳細を調べるためにサーチエンジンを使っている人たちが増えています。
そういえば、最近のテレビや雑誌の広告もサーチエンジンの検索ウインドウを表示してキーワードを入力している広告をよく見かけるようになりました。
また、最終的に商品を購入した後に、その商品の使い勝手などの評価をブログや商品比較サイトなどに書き込むのも一般的になってきています。
一昔は人のリアルコミュニティでの口コミ(主婦や女子高生の口コミ)の重要性が語られていましたが、それも存在しながらネットでの口コミも商品購入のプロセスに大きな影響を与えています。
ネットで商品に関する情報を検索して、そのままネットで商品を購入しているかどうかは、消費者特性や商品特性によっては検索後にお店を訪問して購入している場合もあると思いますが、ブロードバンドの普及によりネットでの販売プロモーションの重要性は増しています。