人材育成の設計書
クライアント企業の人材育成のプランニングのご支援を行うことがあります。
人材育成のプランニングを行っている中で、研修のデザインを考えるという仕事は非常に重要な仕事になります。
前職時代からインストラクショナルデザインの勉強をして、効果が実感できる研修とはということを考えてきました。
このインストラクショナルデザインについては、米国の教育工学研究者ロバート・メーガー(Robert F. Mager)が次の3つの質問の大切さを指摘しています。
Where am I going?
(どこへ行くのか?)
How do I know when I get there?
(たどりついたかどうかをどうやって知るのか?)
How do I get there?
(どうやってそこへ行くのか?)
1つ目の質問は、研修の目指すものは?目標は?
2つ目の質問は、目標を達成したということを知る方法は?
効果測定はどのようにするの?
3つ目の質問は、目標を達成するにはどのようにすればいいの?
ということになります。
仕事をするときにも同じようなことが言えます。
研修全体の設計が終わりましたが、その設計書をもとに研修を実施していただく講師の方々にインストラクションマニュアルをお渡しすることになります。
講師の方々には設計書に従いながらも自分のオリジナリティを発揮してもらって受講者をどんどん研修に引き込んでもらいます。
そこで必要になるのがファシリテーションの技術です。
当社ではプロフェッショナルな講師として一緒に協業してもらう方々には、講師トレーニングも実施しています。
企業にとっては人材は貴重な経営資産になります。
貴重な経営資産に対しての投資と期待効果を明確にするためのプランニング、研修カリキュラム策定を重要視している企業が増えてきました。