見えない業務プロセス
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中小企業の業務改善コンサルティングを行っていて難しいと感じるのは社員の方々の仕事のやり方が標準化されていないことと、社員の仕事の取り組みへの意識の問題です。
業務プロセスの標準化はそう難しいことではないのですが、そのプロセスを組織に根付かせるのは非常に難しいと感じています。経営者の方の強引な指示のもとに2週間程頑張って耐えてもらうということもやります。2週間程我慢すれば慣れてきます。
その中で社員の方々の仕事のやり方が、とにかく目の前の仕事をやっつける!という意識だったら業務プロセスも何もあったものではありません。仕事の全体像が見えていない状態では効率的な動きはできませんし、実際に仕事をやっている側も達成感などありません。
彼らの意識は仕事は常に自分に向かって降ってくるというものです。
社員個々の仕事は何なのか?
ということを経営者はきちんと説明する必要もありますし、実際に社員も自分に関わる仕事の全体像を把握する必要があります。それらを把握するために情報を共有する仕組みを構築していきます。
中小企業に良い人材が入らない。
中小企業は良い人材を育てることができない。
などということも聞くことがあります。
たしかに、わかりやすい組織マネジメントの仕組みを構築することなく、即戦力の人材などを採用すると、その人材は仕事のやり方がわからないことよりも全体像が見えないことに大きなストレスを感じるのではないかと思います。
優秀な人材を採用して育成したいのであれば、まず、手をつけるのは業務プロセスの明確化と仕事の全体像を見て社員が動くという体制作りからなのではないでしょうか?
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