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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

あるべき姿をチームで決めていくソフトウェア開発を知るイベント

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Scrum Alliance Regional Gathering Tokyo 2013というイベントが東京秋葉原で1/15, 16に開催されます。スクラムはアジャイルソフトウェア開発で普及しているプラクティスの一つです。

ソフトウェア開発に関して様々に実践、工夫をされている方々のお話がまとまって聞けるイベントだと思いますので紹介します。イベントの実行委員や登壇される多くの方と雑談や意見交換させていただく機会があり、実践、工夫の努力を感じています。スクラムの源流、事例が聞け、実践の上での課題を相談したり意見交換できたりする場になりそうです。

基調講演はJurgen Appelo氏による「どのようにチームを導き、成長していくのか(Agile Management - Learning From Software Development)」です。講演概要はこちらから。

Appelo氏は書籍「How to change the world(チェンジマネジメント3.0)」において「人が変わる時には、自分自身がよい仕事をしているのだということを見たり感じたりすることが必要だ」「ソフトウェア開発者は、ミュージシャンやスポーツ選手と同様、十分な練習があって初めてよい結果を出せるのだ」「変化を起こす活動のごく初期段階においては、批評家や懐疑論者と戦うことに必要以上の時間をかけてはならない」等、示唆の多い分析をしています。本ブログの過去エントリ(こちら)で、この書籍を紹介しています。

2日目の1/16は野中先生の特別講演で「実践知リーダーシップとアジャイル/スクラム」というタイトルです。野中先生はスクラムの考え方を提唱しています。野中先生のSECIモデルは私の専門分野の論文の中でも多数引用されています。同日のセッションでは、平鍋氏との対談(インタラクティブパネル)で組織文化のお話されるそうで、こちらも源流と現状の対比が伺える興味深い内容になると思います。

全体のタイムテーブルはこちら。支払い方法によって申込み期限が異なり、2012/12/21が銀行振込みの場合の申込期限だそうです。

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