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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

サービス品質のため「チェックリストは早期に開示、BFIA、けん制」三菱東京UFJ銀行 根本氏の記事から

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表題は三菱東京UFJ銀行 根本CIOのインタビュー記事(最大規模のプロジェクト管理:社会インフラ化するITと、品質管理の難しさ)の中にあったキーワード。ソフトウェア品質シンポジウム2010に基調講演に登壇いただく。私は同シンポジウムの副委員長を拝命いただいた。ソフトウェア開発を成功におさめた方々には脚光を浴びていただきたいと考えている。開発の成功はたくさんあるが、有名なものから順番にと思い、根本CIOのご登壇をシンポジウム委員会に提案した。

ご講演時間は1時間半。その内容の一部を紹介したのが、ITmediaエグゼクティブの記事だ。記事中のキーワードのうち、私が気になったものを表題にした。記事にもあるが透明性を意識されていたそうだ。たとえば、チェックリスト。セルフチェック、レビュー、テスト等においてチェックリストは非常に有益なツールといえる。しかしながら、(中間)成果物が完成した時点でいきなり「これでチェックします(してください)」と言われてうれしい人は少ないだろう。(中間)成果物を作成する前に「こういう観点でのチェックがありますよ」と事前予告しておくほうが建設的といえる。このあたりを徹底されたそうだ。

他にも興味深いキーワードをたくさん伺うことができた。詳細は8/26, 27に開催されるソフトウェア品質シンポジウムの基調講演で。8/25午後は6種類の集中半日講座として、併設チュートリアルが開催される(テスト、派生開発、アジャイル、メトリクス等、興味深いテーマばかりだ)。併設チュートリアルと基調講演のセットで8,400円で聴講できるので試されてはいかがだろうか。場所は東京 東洋大学。

シンポジウムの詳細はこちら。申込みはこちら(「参加内容から併設チュートリアルと基調講演を選ぶと8,400円で参加できる)

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