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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

若手が尊重されるソフトウェアレビュー合宿

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私の新人時代に『若い人たちが主体的にやろうと言ってるのに、我々年配が手伝わないなんてことができるだろうか。若い人の芽をつむようなことはできない』と言って年配の上級管理職がいろいろとサポートしてくれたことがあった。とても頼りがいがあったが、何から何までやってくれるのではなく『どうするかは自分で考えなきゃならん。いつかはそういうときがくる』と言われ、主体的な判断をするための訓練の場を与えられたように思う。今も感謝している。

社内に仕組みがあれば別だが、そのような機会が得られることはそれほど多くないのが実情ではないだろうか。ベテランが若手を尊重しつつ支援する場は、社内にしかないわけではなく社外にもある。そのような社外の場の1つとしてWACATE 2009 夏のWorkshop(6/13, 14 於 神奈川県三浦市)がある。申込はこちら。今回で4回目になるそうだ。

「ワークショップ」の広く一般に受け入れられた定義は存在しないように思うが「共通のテーマを決めたうえでテーマに関する意見交換、議論等の時間を中心とし、参加者全員が手を動かしたり、発言する機会を得られる」と言えば異論は少ないだろう。カンファレンスやセミナーでは、発表者、講演者の講演(長め)を聞き、その後に一部の聴講者が質疑をする。

今回のワークショップではソフトウェアレビューをテーマとするそうだ。開催概要をみると、必ずしも年齢的に若い必要はないようだ。講師陣もソフトウェアレビュー/インスペクションの第一線の実務者の方々だ。安達氏、永田氏、細川氏はソフトウェアレビューに関する外部発表や講演を様々なところでなさっている。三方は、ThinkITのインスペクション特集の記事(本ブログの過去エントリによる紹介)や情報処理学会 学会誌のインスペクション/レビューの特集記事(情報処理学会)で私がゲストエディタを担当した際にも、はずせない執筆陣として、執筆をお願いした。実行委員の池田氏、西先生、山崎氏の講演も予定されており、豪華な講師陣が揃っている。

本ブログの読者はベテランの方が多いように感じている。ここ(本ブログの過去エントリ)にも書いたが字が大きい理由もここを読まれているベテランの方からの要望による。ベテラン自身の参加はもちろんのこと、ベテランの方には、このような機会をうまく活用してくれそうな若手、中堅にもこのワークショップを紹介していただければ幸いだ。

レビュー技術を向上したい若手へ協力しているという自己満足を得たいと思い、本エントリを書くことにした。@ITのソフトウェアレビューの連載記事も何らかの役に立てばと思う。

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