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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

ソフトウェアレビュー/インスペクションで何を指摘すべきか

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本来、レビュー/インスペクションでは全てのエラーを指摘すべきだが、実際には時間の制約があったり、かけられるコストにも上限がある。では、限られた時間やコストの中で特に何を指摘すべきか、以下の観点で紹介した記事が公開されている。(私がThinkITで書いたもの: 詳細はこちら

  • ユーザのユースケースの実行頻度の多いものから優先的に
  • テスト工程での修正/確認テストの規模が大きいものから優先的に
  • バグ票に含まれる修正時間の傾向をヒントに、修正時間の大きいものを優先的に

一般的なレビューであれば「テストでやるよりも効率的になるようにね」というくらいの合意が取られているのが一般的ではないかと思う。もう少し進んで、上述のような優先順位を検討すると、効率ががらっと変わってくるように思う。ご自身のレビュー/インスペクションにも活かせそうだろうか。ただし、コスト度外視で品質を極めて重視するソフトウェアやプロジェクトをはじめとして、一部のソフトウェア、プロジェクトでは対象外になるだろう。


3月はThinkITで特集「インスペクションの世界」を企画する機会をいただいた。先週分のThinkITインスペクション特集の記事は次のとおり。

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