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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

日本IBMの専門家が語る『インスペクションの攻略法』

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要件定義、設計、ソースコードの各対象でインスペクタ/レビューアは何をすればよいかを日本IBM クオリティインスペクション 部長の細川氏がこの記事で語っている。

私の印象に残った点は以下のとおり。他にも示唆が多い。

  • 要件
    『「これは要件か?」「これはプロジェクトの目標達成のために必要か?」「これが実現しなかったらどうなる?」という点を見る』 確かに。自分の経験を振り返っても、言われたとおりだが、自分で作っているとなかなかこの点にまでは目がいかない。
  • 設計
    『定量的にあらわされているか?』『"場合"と"時"というキーワードを中心に例外定義をさがしなさい』 たしかに、エラー定義を書いていくと、知らず知らずのうちに、途中で力尽きていることが多いように思う。また、定量的に設計定義をコミットすることは作る側にとってはそれなりに後ろ盾が必要だろう。
  • ソースコード
    『ソースコードファイルの先頭からではなく、エディタで下から上へとスクロールさせる。すると、最後に追加されたメソッド、総行数、構造化されているか、1人で書いたものか、がわかる』確かに。普段は制御構造に従って読んでいることが多いなぁ。

この記事をはじめ、今週も「特集インスペクションの世界」で平日は毎日記事が公開されている。

具体的には以下のとおり。

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