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計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

NASAの公開ソフトウェアメトリクス

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前に書いたとおりですが、メトリクスが少しずつ浸透しつつあるようで、共同検討でも比較的話題にあがりやすいので、メトリクスについて少し書いてみます。NASAで開発したソフトウェアのメトリクス(ソースコードメトリクスが多い)と品質や規模の情報が、ある程度統計処理された上で、ここで公開されています。ユーザ登録すれば誰でも閲覧ができます。公開されているソースコードメトリクスとして、たとえば、ソースコードの複雑さ(呼び出し関係やループや条件分岐のネストの深さ等)を表すメトリクスがあります。複雑さメトリクスは改造を重ねると次第に上がってゆき、可読性、保守性、テストのしやすさ(必要となるテスト工数の大きさ)に影響しやすいといわれています。これは以前に書いたリファクタリングのジレンマを別の方法で表しているともいえます。

共同検討をご一緒させていただいている企業をはじめとして、立ち話や雑談レベルでも、ソースコードメトリクスを計測されているという企業は数多くあります。NASAが公開しているソフトウェアメトリクスは自社内でのソフトウェアメトリクスの蓄積が十分でない時点等に参考になるでしょう。また、NASAのデータをもとに様々な品質予測モデルが提案されており、こちらも役立つでしょう。

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