実名でソーシャルメディア活動をする会社員ー私の場合
先日ある雑誌で「実名を出してソーシャルメディア活動をしている会社員」というテーマの取材をいただきました。
私は取材やインタビューをいただく際は、できる限りいただいたテーマに関する自分の考えを事前にA4 1枚にまとめて取材に臨んでいます。
今回の取材で書いた内容を元にブログで紹介させていただきたく思います。
最初になぜビジネスパーソンがソーシャルメディアを使うのか、私の考えをご紹介したいと思います。
何回か本ブログで書かせていただいておりますが、私は「ビジネスパーソンは仕事で得た学びを外部に情報発信すべし」と思っています。
それはビジネスパーソンしか語り得ないことがあるからです。
仕事で学んだことは自分だけのものであり真実です。そのようにして学んだことは世の中にとって大きな価値があると思います。
そして、世の中に情報発信してフィードバックを得ることで自分が気づきが得られて成長できる。
ビジネスパーソンの情報発信が自分自身の力を向上させ、世の中を良きものにしていくと思うのです。
しかし日本の多くのビジネスパーソンは、会社のインサイダーになっていてなかなか外部に情報発信していない。
とてももったいないことだと思うのですよね。
だから、日本の会社員はもっとソーシャルメディアを活用すべきだと思います。
会社員が実名ブログを書く際に一番問題になるのは、「実名で書くとトラブルがあった場合に勤務先に迷惑をかける」ということではないでしょうか?
この点については、IBMに勤務している私は恵まれていました。
私が会社名を出してブログを書き始めたのは2006年からですが、IBMはその前年の2005年に「IBM ソーシャル・コンピューティングのガイドライン」を出していたからです。
私がソーシャルメディアを活用する時の基本的な考え方は、このガイドに従っています。これはとても役立ちました。
このガイドの「IBM」と言う言葉は、他社に置き換えてもそのまま通用すると思います。
他の会社でも参考になるのではないでしょうか?
私のソーシャルメディアの活用方法ですが、基本は毎日書いている当ブログです。ブログのタイトルをTwitter で自動投稿し、Facebookにも連動させています。
Twitterはこれまで30回開催してきた「朝カフェ次世代研究会」でも活用しています。
講演内容を、出席された方々がハッシュタグ #asacafestudyを付けて中継されたり、Ustreamでも中継しています。会場に来られなくても、出勤途中の会社員の方が参加することもあります。
TwitterのつぶやきはTogetter でまとめて、ブログで紹介していますし、過去のアーカイブは全て「朝カフェ次世代研究会ポータル」に掲載しています。
また、私が書いた著書を読んで下さったがTwitterでつぶやかれた発言は、読者の方々がどのように感じられたのかを確認するにあたって、とても参考になります。
しかしTwitterは1週間も経つと過去の発言を探すのが難しくなります。
そこでTwitterを頻繁にチェックし、全てTogetterでアーカイブしています。ちなみに「100円のコーラを1000円で売る方法」のTwitterのつぶやきはこちら。
このように改めて考えてみると、今の私の様々な活動はソーシャルメディアなしでは成り立たないことが改めて分かります。
このようなツールを活用できる環境にあることは、本当にありがたいですね。