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30年近く経つと、学生生活も、色々と変わる

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4/28(木)夜、慶応大学商学部・清水聰研究室の皆さんと、懇親会を行いました。

清水聰研究室のブログにも、この懇親会の様子がアップされています。

清水研究室は3年生と4年生で合計40名。リンク先ブログの写真の通り、大所帯です。

私の母校だったこともあり、楽しいひとときを過させていただきました。

私は1984年3月卒業。いつの間にか学生の頃から30年近くが過ぎました。

 

学生時代の話をすると、30年経っても全く変わっていないところが多かったのですが、中には微妙にかみ合わないところがありました。

その微妙にかみ合わないところは、実は、30年で変わっているところなんですよね。

例えば、私が学生の頃、早慶戦の後は、いつも深夜に渋谷で大騒ぎしました。(近隣の皆様には、大変ご迷惑をお掛けしました)

当時はハチ公前に噴水があったり、その上に騒音計があったりしましたが、今はなくなっています。ですので、「ハチ公前の噴水に飛び込んだ慶応生がが多かった」という話しをすると、「昔、噴水があったんですねー」ということになるのですね。

また、渋谷で飲み過ぎて、前後不覚の状態で帰った際に、東急東横線の「多摩川園」駅で途中下車しました。この駅の名前は今では「多摩川」になっています。ですので「多摩川園で降りて」と行っても、微妙に通じないのですよね。

また最近、「日吉で、飲んで全裸になって警察に捕まった慶応生がいて、大きな問題になったんですよねー」という話しも聞きました。しかし、飲んで羽目を外すのは、私が学生の頃は当り前。それが大問題になること自体、逆にちょっと違和感を感じたりもしました。

そう言えば、今は飲み屋で年齢確認をするそうで、....昔は大らかだったのですね。

お酒系ばかりの話しで恐縮ですが(実はそういう話ばかりしていたので)、30年近く経つと、微妙なところが色々と変わっていることを痛感しました。

その点、清水先生は、慶応大学を私と同時期に卒業されたこともあって、色々と話が合いました。

 

もう一つ、微妙に変わっていると感じたのは、学生の方々の真剣さ。

私が大学3年・4年の頃は、正直に言うと、社会で働く意味を、今ほど真剣に考えていなかったように思います。

私たちが大学生の頃は、まだ日本の高度成長期だったこともあって、就職が比較的楽だったことも、一因でしょう。

しかし懇親会でご一緒した学生の皆さんは、仕事の話になった時の態度は、問題意識も高く、真剣そのもの。

なかなか厳しい現代では、否が応でも問題意識が高まらざるをえないのかもしれません。

よいことでもある反面、このような厳しい社会を作ってきた現役ビジネスマンとして、少し責任も感じた、夜でした。

 

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