『朝のカフェで鍛える 実戦的マーケティング力』が生まれるまで(11):猛烈に書き始める (09年5月-6月)
『朝のカフェで鍛える 実戦的マーケティング力』が生まれるまでの経緯を連載でご紹介しています。連載バックナンバーは、こちら。
前回書きましたように、ゴールデンウィーク(GW)の最初の5日間で、登場人物の設定や理論・全体の構成の見直しを行いました。
Excelで章割りした表にストーリーを書き出して、全体のストーリーの大枠を作りました。
その上で、各章での会話の内容、紹介するマーケティング理論、主人公が成長するにあたって学んだ意味、ストーリー上の考慮点等をまとめました。
しかし、それでもなかなかハラに落ちませんでした。
出来上がった後で、さらに半日間から1日置いてから全体を見直して修正し、やっとストーリー全体がハラに落ちて納得できる状態になりました。
GWの後半になってから、猛烈に書き始めました。
主人公が叔父にコーチングをお願いする場面を描いた短い第1章を除けば、本書のメインは、第2章から第5章までの全部で4章です。
GW後半で第3章まで完了しました。
6割程度の出来でしょうか?
当初の目標の8割には届きませんでしたが、まずまずです。
この時点で一旦全体を見直しました。
全体的に、昨年の自費出版と比べると見直しは少ない状態でした。これは、全体の構成を半年掛けてしっかり作った成果なのでしょう。
それでも、後から見ると、粗が目立ちます。
例えば全体を通してみると、各章のバランスが悪かったので、量を調整しました。
また、図の使い方もバラバラでした。章によっては多用している一方で、全くない章もありました。読者が読みにくくなるので、これも揃えました。
ストーリー上、矛盾がある部分も修正しました。
結局、GW後の週末も数回使い、6月第2週にドラフト第一版が完成しました。