バンコクでお買い物 その11 偽札発見ライト
道を歩いていると路上で販売していました。
偽札発見ライトです。
値段はあまりにも意味をなさない価格なので、今回は伏せさせていただきます。
とっても安かったです。
で、このライトどう使うのかというと。
タイのお札にライトを当てるだけで偽札かどうかの判定ができるのです。
つまり、タイのお札はこのライトを当てると普通は見えないものが見えるらしいのです。
早速1000バーツ札でやってみると、通常は見えなかった透かしのような短冊上の細かなものが紙幣全体に見えます。
これはと思い、100バーツ札、20バーツ札でもやってみましたが、なんとすべて同じ反応です。1000バーツ札と20バーツ札が同じ機構なのはちょっともったいない気がしますが、ちゃんと偽札と区別がつきます。要するに印刷する紙そのものが違うということでしょうね。
そこで、もしやと思い、たまたま持っていた10ドル札で試しました。
結果は、タイバーツ札よりももっと面白いです。通常は見えにくい細かな10というたくさんの数字がはっきりと見えるようになりました。
それではと、日本の1万円の登場です。
日本の一万円札は、印刷技術が特殊で偽札が難しいとのことですが、それでも簡単に見分ける方法があれば安心ですね。
そこでおもむろに一万円札にライトを当てると、なんと通常はめだたない花がみごとに咲き誇っております。
これには感動しました。偽札判定にも遊び心というか美を求める日本の造幣局の技術に感服いたしました。
で、どうしてこんなことになるかというと、ライトは紫外線ライトなのだと思います。
俗に言うブラックライトですね。わかりやすいように人間にも見える波長も出していますが、基本的に紫外線は目に見えないのでその光に反応する物質が埋め込まれるか印刷されているということになります。
コピー機や写真ではどうにもならないということですね。
日本の紙幣にはこの他に磁気インクを利用した偽札対策も施されているようです。
こちらは簡単に目で確かめることはできませんね。
あまりに安いので使い物にならないだろうと思ったのですが、実はとても良い物でありました。
いつもお札をこれでチェックするわけではありませんが、なんとなくおかしいなと感じた時は簡単に調べることができて便利ですよ。
また、飲み会などで話のネタにするのには持ってこいです。
この偽札発見ライトですが、いろいろバリエーションがあります。
私はこの丸型の他に涙滴型を買いました。
他にも数種類ありました。
ちゃんと使えるのなら、もっとたくさん買っておみあげにすれば良かったです。
次の日、同じ場所を通りましたが、路上店主は見つかりませんでした。
まあ、それもバンコクでの買い物の醍醐味です。
路上の商品は、一期一会だと思う必要があります。
今日はここまで、またいつか御会いしましょう