タイ国の真実らしきもの その34 信号機のはなし
タイは、日本に比べて格段に信号機が少ないです。
それは、首都であるバンコクも同じです。
地方などでは、信号機が全然ない場合もあります。
日本とタイで、そんなに交通量が違うのかというと、そうでもないようです。
バンコクの渋滞は、有名ですし、タイの車の普及率は、かなりなものになっているようです。
そして、バンコクの信号システムと日本のそれとは決定的な違いがあります。
主要な交差点にだけある信号機ですが、そのほとんどが、警察官による手作業で信号の変更をしているのです。
折角、信号の切り替わりを示すカウンターを設置しているのにです。
ちなみに、手作業での切り替えの間はカウンターは表示なしとなります。
え、まさかと思われると思います。実際自動で信号機が切り替えできる機能があるのに、事故でも無いのに、通勤時などの渋滞時などは、警察官の方が手作業で信号機を切り替えているのです。
この方法が良いかどうか私には判断できませんが、日本が細かな信号制御によって、大渋滞を抑止しようとしているのに対して、人の手による判断の切り替えでは、困った場合も起こります。
私の会社があるのは、アソーク通りなのですが、片道2車線の4車線の通りなのですが、主要なオフィス街としては元より、重要な幹線となっていまして、大変渋滞が激しいです。
もし、日本であったら、信号が一定間隔(長くても5分以内)で切り替わるのですが、アソークのペッブリーの交差点は、立体交差になっているにも関わらず、30分以上信号が青にならない場合があります。
前が渋滞しているからと言う理由で信号を切り替えないのだと思うのですが、それではいつまでたっても進みません。
私は、会社からペッブリーのこの交差点までの100mあまりを1時間以上かけて移動したことがあります。30分ぐらいは普通です。あまりの 渋滞に、できるだけ渋滞のない時間に戻るようにしているぐらいです。
日本では、事故渋滞でもない限り考えられないことですね。
渋滞とは、交通量を局所で判断するのではなく、全体として判断しなければ、効率的な移動は望めず、結果、大渋滞を引き起こすと言われています。
バンコクの大渋滞の原因の一つは、信号機のシステムにあるのかもしれません。
交通量を調べ、自動的またはセンターからのコントロールで信号機を切り替える方式に変えれば、もしかしたら、大渋滞は減るのかもしれませんね。
バンコクでの移動手段として、もし地下鉄やBTS(スカイトレイン)が利用できるなら、できるだけ利用した方が良いでしょう。そのような交通機関に近いホテルとかがお勧めですね。
折角のバカンスをタクシーの中で潰してしまうのはあまりに勿体ないことです。
今日はここまで、またいつか御会いしましょう。