MURAMASAといっしょ その15 思いがけないトラブル
MURAMASAフリークの皆様お元気でしょうか。
久々のMURAMASAネタです。
ずっと使っていた愛用のMURAMASAですが、トラブルに見舞われました。
トラブルの内容というのは、画面が崩れるというものです。
最初は、ウイルスを疑いましたが、触診をして、どうも接触不良系の問題だと判断しました。
そこで、深夜に分解をしました。
外側とキーボード
さまざまな小物
細かなネジ等
これからより細かな分解
写真以降、メイン基板をクリーニングできるところまで分解し、液晶モニターケーブルをチェックしましたが、どうも接触不良では無いようです。
全体をクリーニングして、組み立てなおし、状況を確認すると、やはり、画面が崩れるような感じです。むしろ状況は悪くなっています。
正直壊れている部分が見つかりません。経年劣化による寿命など信じていないのですが、何度調べても壊れている箇所が見つかりません。
時間ももったいない、一日とてMURAMASAが無いと困るわけです。
仕方ありません、非常手段を使いました。
在庫のMURAMASAを取り出して、今使っているハードディスク(250GB)を移し変える作業を行いました。作業はすぐに終わり、これで終了とも思いましたが、何となく納得がいかないので、壊れかけのMURAMASAを廃棄する覚悟でいろいろ調べると原因がわかりました。
原因はなんとネジです。
もともと中古で手に入れた、この壊れたと思われたMURAMASAには、多くのネジが不足しておりました。壊れた部分もありましたが、いろいろ手を入れて使えるようにしたのですが、その時、部品取り用のMURAMASAからネジを補充したのです。
どうもそれがいけなかったようです。このネジが基板に悪い影響を与えていたようで、そのネジを抜くと画面の乱れは不思議と発生しなくなりました。
これで壊れたMURAMASAは普通に使えるようになったのですが、折角ハードディスクを移したことですし、直したMURAMASAは予備機として保存することにして、組み立てなおしたMURAMASAを使うようにしました。
以前のより少し見栄えが良くなりました。
教訓として、思い込みは技術者にとってもっとも陥りやすい落とし穴です。今回はまさかの結果で正直驚きましたが、何事も諦めたらそれでお終い、諦めなければ自ずと道は開けるというわけです。
MURAMASAフリークの皆様、壊れたMURAMASA諦めないで直してくださいね。
今回修理に消費した時間は、3時間強でした。お疲れ様でした。
今日はここまで、またいつか御会いしましょう。