ブロガーズ・ミーティング その1 シトリックス-PCの仮想化。何が変るのか?
シトリックス様のミーティングに参加させていただきました。
実は、弊社は、シトリックス様とはメタフレームの時代からいろいろお世話になっております。
とは言っても、シトリックス様と直接お付き合いがあるわけではなく、お客様からの依頼でメタフレームに対応するカスタマイズという形でのお付き合いです。
今回私が、このミーティングに参加した目的は、シトリックス様の今後の方針を聞くためでした。
今回の説明は、
XenApp(メタフレームがXenと接合したもの、1サーバOS上で複数プログラムをコンソール単位で起動させる。アプリの仮想化)
XenDesktop(一般的にXenと言えばこれ、ハードウェアのエミュレーションでOSを起動させて、その中でアプリ等を動かす。ハードの仮想化)
XenClient(モバイルなどネットワークで常時接続できない場合において、XenDesktopと同じような管理をするための手法)
でした。(内容は説明というより、宮沢意訳であります。間違いの可能性もありますので細部については、シトリックス様にお問い合わせ願います。)
XenClientはまだ開発途上であり、今後どのような形で完成するか私には推測でしか語れませんのでコメントは致しません。
ここで問題は、ユーザにとって、通常の仮想化であるXenAppとXenDesktopと2つの方法がある点です。
この中でXenDesktopは、システム互換性が非常に高く、弊社の製品なども何ら問題なく動作するのですが、XenAppに関しては、メタフレーム時代から同様で、表層的なアプリしか動きません。シトリックス様の話では70%等とのことでした。
なぜ、互換性の高いXenDesktopだけではいけないのかというと、要するにコストの問題です。1サーバでドライブできるパソコンの台数が違います。
仮にXenAppで動作しているアプリをXenDesktopで動作させようとすると同じスペックのサーバが3倍~5倍ぐらい必要ではないかと思われます。
今後の話として、シトリックス様がXenAppを改良して、70%を80%、90%と上げる方法で対応していくのか、ハードの進化を待つ形で、XenAppとXenDesktop双方を融合して使う方向なのかが知りたかったのですが、どうもシトリックス様は後者(双方利用)を選択されているようです。
XenAppは主要ソリューションとして継続されるという事。
これが私にとって、ミーティングに参加した最大の功績でした。
今後の方針として、XenAppへの対応ソリューションは、正当化されるということです。
今後の対応次第ですが、今後やるべきことが多数存在するということが判りました。
忙しくなりますね。今以上やれというのも無理なのですが・・・。
今日はここまで、またいつか御会いしましょう。