タイ国の真実らしきもの その14 タイの果物の話 一年中の果物
タイは果物が豊富です。
日本に無い果物もたくさんあります。
日本だって果物がたくさん有るし、美味しいよ。
と、言われる方も多いでしょう。
でもひとつだけ大きな違いがあります。
例えば、日本で一年中食べられる果物ってありますか?
日本は良きにつけ、悪しきにつけ、四季が存在します。
植物は、ほとんどの場合、一定の気温の時に果実を実らせます。
つまり、日本の場合一年中食べられる果物は、温室栽培の高価な果実だけということになります。(バナナなど輸入品は省いています。)
じゃ、タイの場合はというと、スイカ、パイナップル、椰子の実、バナナは一年中あります。
タイのことわざに バナナのような仕事 というものがあります。
意味は、誰でもできる簡単な仕事という意味だそうです。
バナナは多年草で、種は無く(有っても機能しない)、挿し木(草)で増えていきます。
タイの肥えた国土では、何もしなくても、果物は増えてくれるのです。
なんら苦労なく、美味しい果物が手に入るのです。
タイの田舎ではほとんどの家で果物を自分達向けに作っています。
また、タイのバナナは日本に輸入されているバナナとは違い、料理に使えるものもあります。とても味が濃いです。
ちなみに、皆さんは、本当に熟したバナナを食べたことがありますか?
バナナは、本来、青いうちに刈り取って、吊るしたりして熟成させ食べるのが普通ですが、バナナの木(草)になっている状態で、黄色くなるまで完熟したものも実際はあるのです。
そのような自然完熟バナナは、見かけが悪く、実がアケビのように割れてしまうので売り物にはなりませんし、虫や鳥の格好の餌になってしまい、人間が食べるものではないのですが、以前たまたまそのようなバナナを手に入れたことがあります。
300円(普通は60円)
写真では判りませんが、反対側ではバナナの皮が割れて身が出ています。
無理を言って分けてもらったので、結構高かったです。といっても安いのですが...。
たまたま、カノムチン(お米のそうめん)の屋台でで田舎から持って帰ってきたというバナナを分けてもらいました。(自分で食べるためだそうです。)
今まで食べたどんなバナナより美味しかったです。
今日はここまで、またいつか御会いしましょう。