タイ語の話 その1
私は少しだけ、タイ語が話せたりします。
正式に習ったわけではありません。タイ語の本を読んで少しだけ勉強しただけです。
バンコクで英語が通じるのは、ほんの一部です。屋台や夜店はもちろんデパートだって英語が話せる人は少しだけです。
タクシーに乗るのだって、タイ語が話せないと困りますし、何と言っても売買交渉はタイ語でなければ、高い金額からの交渉です。
以前、タイ語が話せなかった時、3000円した御土産用のシャツが、タイ語で交渉するようになったら、1000円で買えました。
日本人でも観光客でなければ、ある程度の値段で売ってくれるようです。観光客はタイ語を話しません。日本語か英語です。タイ語が話せるとタイ人といろいろな話ができます。お店の人にお勧めはどれ?なんて話もできます。
タイ語は難しいって言う人がいますが、それはタイ人と同じようにするには難しいということです。タイ語には日本語にない母音や子音が多数あり、普通の日本人には話す事はもとより、聞き分けることは至難の業です。
一例を示すと、「鶏の卵を売るよ~」と行商のおばちゃんが、声を掛ける時。
「カイ カイ カイ~」
となります。
最初のカイは売る、次のカイは卵、最後のカイは鶏です。
日本語でも橋の端なんて言葉がありますがタイ語では母音のちょっとした違いでカタカナにした時、同じ文字になる言葉が大変多いように思われます。
もっと困った言葉があります。遠い(クライ)と近い(クライ)です。今は私も区別できますが当初は全くわかりません。
タクシーの運転手に、「空港まではどこくらいですか?」と聞いたときなど、「クライクライ」と言われた時など、遠いのか、近いのか全くわかりませんでした。
今日はここまで、またいつか御会いしましょう。