タイ国の真実らしきもの その3
タイ国のデモも収束しました。今回死者も出たようで御冥福をお祈りいたします。
今回のデモの影響で、タイ国への観光事業がまた打撃を受けそうです。また経済的な影響も心配されます。
実は、去年の国際空港閉鎖の時から、バンコクのホテルは、空室が目立つという状況でした。
今回のソンクランフェスティバル(タイの水掛祭り)をきっかけに観光事情を盛り上げようという矢先の出来事です。
きっと、旅行のキャンセルが増え、ホテルは、また空室が目立つ状態に戻るのではと心配しております。
より深刻なのは、経済的な問題です。外国人投資家にとって、タイ国は、投資に値しない国と見られる可能性があるからです。
今回と前回を比較すると、明らかに前回の方が問題は大きいのです。
なぜなら、デモで一時的に一部の地域に非常事態宣言されようと、その後安定するのであれば問題ありません。
それに引き換え、本国に帰れないという事は、危なくて出張ができない。いつ帰れなくなるかわからないのに駐在員を置いておくことができない。ということになります。
今回の事件は、前回の記憶を呼び覚ます効果があり、それが一番の投資に対する心理的影響となると思われます。
ただ、現地のタイ人はどうかというと、実は、行政の指示で、今週いっぱい、会社や工場等は閉鎖ということなり、サバーイサバーイ(らくちん、らくちん)な状況です。 私の会社、kdtsタイランドもそういうわけで、今週一週間お休みとなり、社員はことのほかハッピーだということです。
バンコクの企業すべてに対してという訳ではないようです。どうも弊社のタイスタッフが休みたい為に大げさに私に報告しただけらしいです。kdtsタイランドは、一部を除き、昨日から通常稼動しております。ただ、行政は今週いっぱい休みで、普通の企業は、行政に準ずる場合が多いのも事実なので、結構お休みの企業もあるかと思われます。(17日訂正)
きっと田舎でソンクランを過ごした、多くのバンコクへの出稼ぎ労働者も今週いっぱい田舎にいるのではないでしょうか。
今日はここまで、またいつか御会いしましょう。