書評『君は、世界を迎え撃つ準備ができているか?(Kindle版)』【読了目安: 2分30秒】
当エントリーをご覧いただきありがとうございます。
フォトグラファーの御園生大地です。
グローバルIT社会の大変革に強い体質を、いかにして作り上げるか?
このテーマは今年も変わらず自分の重要テーマであり、関連書籍も、よさそうなものが見つかると必ず読むようにしております。
そんな中で、以前AmazonのサイトからKindle化リクエストを出していた本が、
めでたくKindle化を果たしていたので、読んでみました。
「君は、世界を迎え撃つ準備ができているか?(Kindle版)」 (田村耕太郎著 / 中経出版)
いつもの通り、私がこの本から勝手に受け取ったメッセージを友達に語ってみます。
「これから世界は、史上最大の激動期を迎える!産業革命期以上の変化だ!
国や企業、地域社会はあなた方を救うと言うだろうが、彼らに悪気がなくても、その約束は守られない!
最悪のケースを想定して、自分で自分の救命ボートを用意せよ!!
自分の頭でしつこく考え続けろ!知性を磨け!タイムコスト意識を持て!多様性の中に身をおけ!英語はマストだ!どんどんブレろ!体を鍛えろ!」
…かなり、アツい本だったです。
私もつい、熱くなってしまいました。(笑)
正直、私が友達に語ってみた言葉では、この本の良さを言い表せてはいないと思います。
この本には、「グローバルIT時代の荒波に対応するにはこういう準備をすべし」ということが書かれています。
他の本と違う部分があるとしたら、
「留学を通じて世界のエリートに混じって研鑽を積み、金融マンとして世界の金融市場を見た後、日本の参議院議員も経験し、研究者になった筆者の主張だから話が具体的」
と。ここである訳です。
特に、参議院議員を2期経験した筆者が、「政治家も官僚も「安全だ。大丈夫だ」と言うが、それは自分たちの地位を守るポジショントーク。私たちをだます意図はないが、本当のことは言えない。」と言っているのは重い事実です。
他にもいいことを言っている部分満載で、ここに一冊まるごと全文引用したいくらいですが、当然それはいけないことです(笑)。
私は決してエリート街道を進んできた訳ではないですが、この本に書いてあることは無関係とは到底思えませんでした。
よって、長い時間をかけてでも、出来る限り自分のものにしたいと思っています。
優先順位をつけて取り組んでいきます。
(田村さんのレベルほどではないものの)既に取り組んでいる内容も多い中で、今までできていなかった、以下のことには特に取り組みたいと思っています。
「どんどんブレる!」
日本人が美徳としてきた「ブレない生き方」は見直していくべきとのこと。
変化の激しい時代は、一度取り組んだことが間違いであったと気付かされた時、「ブレない」ことにこだわると、命取りになることがあるということなのでしょう。
大枠となる行動指針さえブレなければ、その手段はどんどんブレるべき。と、本の中では述べられています。
私の現時点での行動指針は、「クライアントのブランディングに貢献するために全力を尽くす」ことです。
そのためには、手段は写真でなくてもよいと、常に思っております。
(大抵の場合、現状は写真で貢献しておりますが。)
「身体を鍛える!」
筆者は政治家時代に、権力の頂点に上りつめたものの、健康を害して本人も家族も苦しいだけの大先輩を数多く見てきたそうです。
世界のエリートはそうならないように、筋肉を鍛えて代謝を上げて、健康増進を図っているそうです。
私は非常に線の細い体形をしており、急にマッチョ体系になるのは抵抗があるので…極端なことはしないと思います。ですので、少しずつ、頑張る所存です!(笑)
「タイムコストを意識する!」
自分が1時間に生み出せる価値をお金で測ってみて、一日の行動の価値がこのタイムコストに見合っているかどうかを常に考えるべき、とのことです。
ここは今まで全然ダメだったような気がしています。
とにかく自分の持てる全てを投入して全力で取り組む、というスタイルだったからです。(今でも、それは基本間違っていないとは思っています。)
でも、永続可能なワークフローを構築しないと、今やっていることは一生続けられないという危機感を感じているのも事実です。
ここにはジレンマも感じますが、バランスを大事にしようと思っています。
月1回。1日に更新予定。 「グローバルIT時代のフォトグラファー」
(次回は、3月1日のam6:00にアップ予定です。)