オルタナティブ・ブログ > ぶん投げブログ >

IT企業を中心に破壊と創造について

寝る研修はぶん投げろ

»

社外でコンプライアンス研修を実施したり、どのようなコンプライアンス研修を実施すべきなのか、相談をうけることがあります。

コンプライアンス研修は、興味のない従業員にとっては、苦痛というより絶好の休憩(昼寝)のタイミングになってしまう可能性があります。

私がお勧めしている研修内容は

・一方通行でなく、双方向・議論形式の研修
・法律用語満載のレジュメでなく社内規定を使う

講師がただ話すだけの研修は、間違いなく社員は寝ます。参加者が5~10名くらいのグループになり、議論する形式の方が研修に身が入り、コンプライアンスに重要な当事者意識が生まれます。

法律の用語は、わざとか!と突っ込みたくなるようなわかりづらい表現、用語があります。そこで、会社に既に存在する社内規程をベースに研修をします。

例えば、研修前日までに2,3本くらいの社内規定を指定して、読んでいただきます。おそらく社内規程なんて、ほとんどの社員がまともに読んだことがないと思います。しかし、社内規程こそ、コンプライアンスのベースになるものです。

次に読んでいただいた社内規程でわからないことや、当社で実施できていないことなどを議論してもらいます。各グループには社内規程に精通している法務・総務の方が1名つき、議論を進行します。規程の裏にある法律のルールなどもさらっと話します。

間違った解釈をしていたり、現場にあっていない規定にになっていたりと意外に学ぶことが多いはずです。

社内規程をベースとしたコンプライアンス研修はお勧めします。

Comment(2)