オルタナティブ・ブログ > ぶん投げブログ >

IT企業を中心に破壊と創造について

弁護士72条についてぶん投げる

»

仕事上、良く相談されるのが

「○○に詳しい弁護士、知りませんか?」

という弁護士を紹介して欲しいという依頼です。

最近の法律問題は、業界・ビジネスの知識がないと適切な判断ができないため、業界に精通した弁護士が求められています。

弁護士を探す際にWebを利用する方もいると思いますが、例えば、日本弁護士連合会のホームページに弁護士を検索するページがあります。

残念なのは、このページに弁護士の「得意分野」「実績」で検索するページがないことです。

現状の法的問題を素早く解決してくれる弁護士を、簡単に検索できるためには、「得意分野」「実績」での検索は必須です。

当社が運営しているサイト「企業法務ナビ」でも弁護士検索ページをスタートしましたが、まだまだ発展途上段階です。

このサービスを実施するにあたり、最大の壁が弁護士法です。

弁護士法72条では、弁護士の斡旋をビジネスとして行うのは違法となっています。よって、当社では本サービスにおいては、一切紹介料をいただいておりません。

業者が間に入ることで、依頼者が不利益を被る可能性があるというのが72条の趣旨ですが、依頼者が適切な弁護士に依頼できていないとすると、許可制にする等の微修正が必要であると考えます。

日弁連の弁護士検索ページ
http://www.nichibenren.or.jp/bar_search/

企業法務ナビ
http://www.corporate-legal.jp/

弁護士法72条
(非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止)
第72条 弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、異議申立て、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。

Comment(0)