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左右非対称のロゴに対する評価が高い

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subaru.jpg最近、製品などで高評価を受けているブランドのロゴを見ると、左右非対称のものが増えてきているような気がしています。

ロゴのデザインには企業やブランドが伝えたい思い入れが込められていて、筆者は常に興味を持って眺めています。

例えば、自動車メーカーで言えば、トヨタやホンダ、マツダ等が左右対称のロゴを採用しているように、左右対称は定番なスタイルです。

確かに、左右対称のロゴには安定感があり、安心してクルマを購入できるような信頼性をメーカーに対して抱かせるような効果があるように思います。

反面、無難過ぎて、冒険心に欠ける、面白みがない、といった批評も受けかねません。

これに対して、非対称のブランドロゴには何か惹かれるものがあります。
筆者が好きな非対称のロゴデザインが富士重工業のスバルですが、魅力的です。
他にも、トヨタのレクサスもブランドロゴは非対称で、冒険心を感じさせます。

拙稿でも書きましたが、「差別化としてのブランディングが無力化する現代の処方箋」が必要になってきました。
詳しくは是非読んでいただきたいのですが、ただやみくもに他のライバル社のように同じ方向性の研究開発を進めていっても有効な差別化が図れない難しい時代に入ってきたのです。

いずれにしても、タイトルにあるように左右非対称のロゴが示すような魅力を消費者に示すことができる企業が、今後は選ばれるのではないかと考えているのです。

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